今年は暑い日が続いたせいか、涼しくなってからというもの「蟻」が大量発生している。
夏が終わると、巣分けの時期となるのだが、風呂場、リビング、寝室・・・・
ほぼすべての部屋に出没。
1階だからある程度は覚悟していたが、今年はそれはあまりにもドイヒ〜。
リビングの窓には羽アリの大群。生死を問わず。
巣分けで羽アリが飛んで来るだけなら分かるが、ゴマ粒のようなアリが大行列。
頭の中で「子ゾウの行進」が鳴り止まない。
<リビングの隅>

どの部屋にもこんなのがウヨウヨ。
業者に見せるため動画をたくさん撮った中のスナップショットのひとつ。

奥様と、床下に死体でもあるんじゃね。
なんて、サスペンスみたいな話をしているが、奥様の機嫌はかなり悪い。
結局、調査に来てもらい、原因は床下ではなく床下の通風口からの侵入ではないかと。
死体じゃなかったね〜と一安心。

どのように駆除しようかと、調査の人に聞いてみた。
どうやら業者に依頼すると・・・・・10万ほどになるよう。
借家で10万は流石に痛い。
しばらく「アリの巣コロリ」みたいなやつで対応してみようと考えている。
いざとなれば、引っ越しだ〜〜〜〜!!

 

■ 何ボルト

ハイブリ・アンプは、6J2Pをメイン球としてあれこれ試行錯誤してきた。
19Vほどの電源で使える球がそんなに多くないためだ。
6DJ8や6N23Pなど使える球もあるのだが、イイ球は高い。
低電圧ということで、球のばらつきに左右されやすくなるので、ある程度数も必要になるし・・・・
ということで、入手の楽な6J2Pをメインにしている。
安い球と侮るなかれ、メーカによって味が違う。
最安の中華、露いくつかのメーカーのものを用意して、この電圧で音の比較をしてイイものを選択。
ヒーター消費をもっと上げれば、6BD6なんて球の選択肢も増えるのだが、その分発熱もすごく、小さな筐体に入れるのをチョットためらってしまう。
音はイイんだけどねぇ。

19Vは、ACアダプタから一発なので扱いやすく、ほどほどの電圧な感じがイイ。
安心して工作が進められる。
一方、使える球は限られるので、そのジレンマのハザマだ。
先の「6N23P WCF HPA」では、150Vほどの電源電圧で組んだ。
久しぶりで、恐る恐る各所確認しながらの慎重作業。
でも、完成して出てきた音はやっぱりイイ。
「電圧が高くないと球の魅力は発揮できない」と誰かが言ってた。(遺留捜査:糸村ふうに)
たしかにそうかもしれない。
6N1Pなんか100V以上じゃないと本領を発揮してくれないと、海外のサイトでは有名だし。
ならば、ハイブリ・アンプの球にももっと電圧を掛けたらイイじゃないか。
そう、そうすれば球の選択肢も大きく広がる・・・・

・・・・・ビビる心を抑えられるか・・・・・

球に流れるのは数ミニアンペア。
大きなトランスは入れたくない。
トランスレス!昔のラジオやステレオはこんなやつが多かった。
そんな回路をパクって、よく工作もしていた。
今思えば、危険だという知識もなく無謀なことをしていたと思う。
多少の知識をつけた今では、もっと安全に作れるとは思うのだが、知識があるだけに怖さもある。
そこで代替案として真っ先に浮かぶのが、DC-DCコンバータ。
残念ながら「6N23P WCF HPA」のテストで使った中華基板はノイズまみれ。
<左上の「雷」マークのついた基板>

十分なフィルターを入れれば使えそうだが、大きさも割と大きい。
今回の数mAの用途には大げさすぎる。
他には、専用のICを使った高圧発生。
やったコトはないがMC34063を使ったものが手軽で良さそう。
ICの手持ち在庫も豊富にある。
高圧を作るにはFETやSBD、FRD など追加部品が多少必要だが、色んなサイトを見ていると20mAくらいまでなら楽に作れそうな雰囲気。
目標100V、10mA。
6N1Pの本領も垣間見たいし。

 

■ 100V

制作するにあたって、まずは下記のサイトを参考にさせていただきました。(御礼
https://ss1.xrea.com/tmct.s1009.xrea.com/doc/ta-ja-7e4e01.html

ただ、使用部品が手持ちのものと異なるため、同じようには行かないだろうと思いつつ開始。

ブレッドボードでサクッと。
最初は90V以上電圧が上がらず「なんやこりゃ?」。
FRD だと思って使用していたダイオードが通常の整流用ダイオードであることが判明。
アキシャルのFRDはどうやら購入してなかったようだ。
仕方なくTO-220 のものを差し込む。
ようやく100V以上が表示されるようになったがどうも安定しない。
さらにFETがひどい発熱。
在庫箱にあった600V耐圧ものを選んで使ているのだが・・・・

流石にON抵抗が5Ωはいけなかったのかもしれない。
他に探してみるとIRF830がちらほら。

耐圧500V、ON抵抗 1.5Ω以下 とりあえず交換。
発熱も一段落。ほんのり程度に落ちついた。

だが、出力電圧がフラフラしている。
140Vから92V 付近まで忙しく変動。
ブレボだから仕方ない部分を差し引いいても、ちょっとひどいのでは?

外付Trのベースに入っている抵抗をだんだん減らしてみたところ330Ωが落とし所のよう。それでもまだ多少フラフラ。
更に、MC34063Aのタイミングコンデンサも、220P からだんだん増加させていき、1000P としたところでようやく電圧が安定した。

使うパーツが違うので、しょうがないですな。
しかも、ブレボのため発振周波数をあまり上げられないようだし。

今回もリプルフィルタを入れる予定でいたので、それを兼ねて簡単な定電圧回路を組んで100Vを球に供給する。
そのため、生成電圧を120Vとした。

定電圧はTrとツェナーで簡単に。
電流が少なくていいので、Trの耐圧だけ注意して選択。不良在庫中の2SC1473A。
ツェナーは、24Vx4+5.1V =101.1V 。
赤いダイオードがアリの列みたいになっているところがツェナー。

大量消費のヒーターが煌々と光っている。
この時点で、球は触れないほど熱い。

ちなみに、カソードにも予定の抵抗をセットして左右の電圧確認。

発振が40KHzほどで可聴領域に近いので、ノイズがどうなるのか興味津々。

それは、出力バッファ基板を制作してのお楽しみ。

 


久しぶりの工作。
しかも高圧。
感電怖くてビクビク〜。

作業中はこんなお気楽ではなかったけど。

そんな中でお決まりの・・・・

パーツ同士が接触して「パチッ!!」と火花。
危ない、アブナイ。
もっと余裕をもって部品を並べればいいのに・・・・
わかっているんですけどねぇ〜。

 

 

 

 

Comments are closed.

カテゴリー

最近の投稿

DIY AUDIO リンク

タグクラウド