過ごしやすい気候へと季節も変わり、徐々に花粉の症状からも開放されつつある。
そうこれからは、テニス三昧の予定。
思えば、心臓の治療とコロナで約2年はまともなテニスをしていない。
久々にやれば、まともにプレーできない始末。
その上、キーの打ちすぎで発症した腱鞘炎でラケットは固定できなくなるはで散々である。

以前にも腱鞘炎は経験しているが、今回のは特別に痛い。
前回は10年近く昔。
特に治療したわけではないが、いつの間にか治っていた。
その時は仕事が一段落してキーを打たなくなったのだと思う。
今回はそうはいかず、痛くても書類書きを続けなければならない。
ということで、いつ治るかわかない痛みと格闘を続けている。
医者?
行っても、「キー打たないでくださいね〜」の一言と湿布を処方してチャンチャン。
一応レントゲンするけど、炎症しているだけなんだろうね。
ほんとにヒドイと箸も持てないって云われるくらいだから。

 

◆ 検証

ブレッドボードで発生する数々の症状が、ブレボ特有のものなのかどうか確認するために、「痛い腕」に鞭打って作業することにした。
作業中、腱鞘炎が痛いんだけど仕事のときほどではない。
仕事は、イヤイヤ度が上乗せされて負の相乗効果を生んでいるのかね。

手始めに補助基板。
ONディレイ(赤)+電源フィルタ(黃)+ヒーター用(青)。

パターンは、おなじみのPカッター掘削。
これを覚えてしまうと、まどろっこしいいエッチングはしてられない。
汎用穴開き基盤は、作ってしまうと後戻りがとっても面倒なだけに、事前にパターンと部品配置をきっちり詰めないと行けない。
試作の段階で流石にこれはきつい。
そこまでやるなら、エッチングで作ってしまっている。

Pカッター掘削であれば鉛筆でチャッチャとパターンを書いて、ガリガリ。
お世辞にも出来上がりはキレイではないが、試作には十分である。

出来上がった補助基板をブレボにつないだが、変化なし。
当たり前といえば当たり前。
ブレボの時とたいした変わりはないのだから。

本丸作業はアンプ基板。
これももちろん!Pカッター掘削。
曲線は自分の腕では基本無理なので直線のみ。
これでも、部品の配置に気を使っている。
コンデンサは大きいし熱源からは離したいからね。

これらに合わせて、基板ベースを用意。
真空管やアンプ基板、補助基板を固定する基板。
大きさは、フォームファクターのサイズ。
そして球周りの回路はこのベースで直接展開。
ケースに入れない試作ではアースを十分とっておきたい。
このほうが組み上げや移動も楽になると思い結果的にこうなった。

それぞれを制作して組み上げるとこんな風。

パワトラのエミッタ抵抗は0.33Ω。
なるべく電流が稼げるように。


赤丸のところは「熱結合」。
最初は、基板の上に配置していたんだけど、やっぱり熱暴走するみたいなので、やむなく切なはして。
熱暴走はブレボのせいではなかった・・・・ということだ。

いたるところに調整跡で汚い汚い。
試作とはいえ、ここまでヒドイのは久しぶり。
裏は見せられましぇん(泣

球側はこんな感じで手狭。
コンデンサがデカすぎ。でもイイ〜。

外部と接続は、鰐口クリップ。

そんな状態でも、ブレボのときとはまるで違う。

[PC]→[ES9028Q2M-DAC]→[球+OPampプリ]→[このハイブリ・パワーアンプ]
の経路で接続。

ヘッドホンをつないでも無音のような状態。(耳には聞こえないって意ね)
気になっていたノイズフロアは確実に下がったようだ。
ES9028Q2M-DACのトランスや手を近づけたときにコンデンサが誘導ハムを発生させるくらい。
これは、本組みの時に注意すればいいだけのこと。

このアンプはパワーは出ない(出さない)。2〜3Wそこそこ。
それでも自部屋では十分な出力。
楽器の音はもちろんのこと音楽的に楽しい。
特にピアノのあの余韻をうまく再生してくれるようだ。
低域は思いのほか厚く再生される。
ダンピングファクターが低いのかも。
常設の能率95db近いの同軸スピーカーとはいいコンビかもしれない。

他の球では・・・
電源が19Vだから使える球はたかが知れているが、本回路でかろうじてイイ実績のあるものは 6N23P だけ。
アダプタ使って差し替えて。
チョイと半固定を調節。

落ち着いた音が流れてきた。
聴きやすい Oktyabr(Vinizza)6J2P-EV より穏やかだ。
穏やかの中にメリハリはあるし重心は低いし、とにかく音のバランスがイイ。
ハイブリッドになってもクラシックはもちろんポップスだって卒なくこなす。
さすがの6N23P。

一点、入力をレベル上げると歪っぽくなるのが6J2P-EVより早い。
やはり定数見直しは必要なようだ。
しかし、
時間が進むほど、よりイイ音になってくる。
真剣に6N23Pバージョンも・・・・・考えよう、か?

 

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