雪が降って底冷えするかと思えば、すぐさま「花粉の季節」到来ということで、体の休まる時期がない。

そんな中でも、テニスは楽しくやっているのだが、なんとも疲れやすい。
筋力不足なのだろうか。
しばらくやっていた筋トレもこの「数年」お休み状態である。
年を取ると、年々落ちていく筋力維持が重要だということは重々わかっているんだが・・・・

 

■ 健康診断

以前作成した「6N23P White Cathode Follower ヘッドホンアンプ」も作成して以来大活躍してくれて、
楽しい夜のひとときを彩ってくれている。
STAXとはまた違う味わいで、優しく包み込みながら、それでいてデテールも鮮やかに描き出す。
ヘッドホンもその時の気分で替えられるのもイイ。

そろそろ、という時期なので、掃除も兼ねて「健康診断」を実施することにした。

このヘッドホンアンプは、6N23P WCF としているが、出力段は 6N24P 使っている。
6N24P は、6N23P のカスケード専用管。
特性は、6N23P のそのまま。
しかし、そのピン配置は特殊。
6N23P で組んでいれば、他の球で遊ぶことも出来たが、それがままならない。

入力段は6N23P 1本を左右チャネルで共有している。
そのプレート抵抗が、黒く色づいている。
カラーコードが読めない。

5.6KΩ/1W の抵抗を付けていた。
この抵抗に掛かる負荷が 70V 9mA だったので、1Wでも行けるかなと思っていたのだが、それでも無理をかけていたようだ。

その他には、ボリュームの固定が緩んでいたりしたくらいで、特に気になるところは無かった。

電源部に焦げ付きはなく、電圧ともに、正常運転。

健康診断はここで終了。

 

■ メンテナンス?

それでは、焦げていた抵抗を 2W ものへ交換。

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よせばいいのに、いつもの悪い癖。
LTSpice を立ち上げて、定数の変更をあれこれやり始めたら、止まらなくなってしまった。

前段の定数から始まり、出力段の定数まで。
おまけに、「6418 ハイブリッド・ヘッドホンアンプ」で使って音の良かったパーツも考慮して・・・
変更できる箇所はそんなに多くない、パーツ変更でもう変更前の音ではなくなってしまいそうな勢い。

結局、大幅変更。

THD をひと桁減らせる方向に振ってみた。
これで通常使用で1%を超えることはない。
「特性=音」ではないことは分かっているが、クラシックでは、ppp からいきなり fff になることも珍しくないので、やはり入力のレベルによってイキナリ歪率が悪くなるようなことは避けたほうが無難ではないかなという判断だ。

結局、「ハラワタ」の総入れ替えと相成ったわけで、狭い部分にハンダゴテ入れて、老眼にはそれはそれはキツイ作業。
昨晩の健康診断からシミュレーション、入れ替え作業まで、まる1日近く掛けたその結果は如何に!!

<真ん中が 6N23P、外側2本が 6N24P>


<変更前のハラワタ>

 

使用ヘッドホンは例によって個性のちがう、ATH-AD1000、HE400i、DEVA Pro の3種。
そして、6418でも使っているお手軽に試せるDAC 2種。

○ BRZHiFi SU8S

相性、抜群!!
気持ち良く音が抜けていく。
変更前と比べると、この音抜けが良くなった。
以前は、しっとりと纏わりつくような感じで、それはそれで気に入っていたのだが、この音抜けも気持ちがイイ。
そのせいか音の分離も上がった気がする。
ただ、夜中にまったり聞くにはちょっと気疲れしそう。

○ ポケットDAC

<一番左のもの>
相性は、あまり良くない。
全体的にベールがかかり、べったり。
聴いていて腹が立つほど。
クラシックがダメならとPOPS を聴いてみるが・・・・
ボーカルがどこか遠くで歌っているような。
楽しくない。

 

上記は、3種のヘッドホンの特徴そのままに傾向は変わらず、DACを選ぶアンプになってしまった。
変更前が纏わりつくように鳴っていただけに、ポケットDACとの相性もそれほどハッキリしたものではなかっただけかもしれない。
パワードライブしているかのような鳴りっぷりが売りだったから。
もしかして結構歪んだ音を聴いていたのか?

 

今回、健康診断のつもりが、メンテナンス飛び越え思わぬ方向にいってしまった。
これもまた、良くも悪くも自作というサガなのであろう。

結果は、このあとまた聴きながらの判断としよう。

 

 

 

 

 

 

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