夏本番!!
暑くて、熱くて、倒れそう。

そんな中、エアコンが先にダウン。
速攻で修理を依頼。
しかし来るのは・・・・1週間後・・・・
暑さを、扇風機、サーキュレーター、冷風機や除湿機、家にあるもの総動員でなんとか乗り切る。
そして待ちに待った修理当日。
室内機のラジエータを総交換!!何たる事!!
冷える〜〜〜!!
綺麗〜〜〜〜!!
気持ちイイ〜!!
しかし・・・・それも3日の命。
そこからは何をやっても冷気が出ない。
修理依頼を再度出すが1週間後の予約・・・・
家族からは非難轟々。

その週末に、「白くま」を狩りに行ってしまった。
やっぱり、モーター系は日立だよね〜〜〜ということで。
運良く翌日取り付け!
ヤマダ様ありがとうございます。

旧エアコンは、5年間のお勤め。ご苦労さまでした。
動くのは夏だけ。
結局、年3万ほどの勘定。
ひと月8000エン弱!!高!!
ハズレを引いたか、メーカーの質が落ちたか・・・・
いろいろ、ゴタゴタのあったメーカーだったから。

 

■ 6418

しばらく体調を崩していて、仕事も行ったり休んだり、長時間の作業ができないほど。
夜も早く、朝も遅く、昼寝までも。
まるで、幼児の生活リズムだ。
それでもようやく、80%平常まで大人に戻してきた。
もちろん、「一杯」なんてとんでもない。
まだまだ未成年…..ドクターストップとなっている。

こっちの方のリハビリにも気分的に手を付けられそうになってきたので、今回は素敵な「球」を用意。

リハビリはいつも、ヘッドホン専用アンプ。
これまでも、リハビリはこれ。
なぜなら「低電圧」。
電源が乾電池でお手軽だから。
感電の心配もないし。

今回の主役は「サブミニチュア管」6418。
最大30V、ヒーター1.25V
俗に云う「電池管」。
しかも直熱管。
直熱管の音にも興味があるし、電池管は初めてだから面白そうということで。

早速、ネットで「どなたか〜〜作った方いませんか〜〜〜」と検索。
数は多くありませんがいますねぇ。

趣味関係のメモ帳
https://mkusunoki.net/?tag=6418
既にキット販売されていて、OPA275 を使い直結にして音が良さそうな感じ。
自分もOPA275好きなので、これはメモメモ。
この方のキットの製作記事も結構見受けられますねぇ。

ラジオ少年の楽しい電子工作
https://blog.goo.ne.jp/flute9332/e/348b563e7fe3db9c5d0d07cf34f44198
ちょっと古い記事ですが、参考まで。

極めつけは、暇を見つけては徘徊している
DIYAUDIO
https://diyaudioprojects.com/Tubes/6418-Tube-Preamp-Headphone-Kit/
海外で販売されているキットの紹介ですね。
このキットメーカーの6418キット系列は、ヒーターのとり方がちょっとトリッキー。
この辺は、再考の余地あり。
電源が9Vであれば、定数は回路図通りでないほうが良さそう。
年寄りの直感!!

少々のこれまでの経験も踏まえながら、設計をしてみよう。

 

■ 一体ぜんたいなんなの!?

まずは仕様固め。

電源:9v(006P)
入力段:6418
出力段:オペアンプ

リハビリにはもってこいですな。

電源が9Vと低いので電池管とはいえ、球に掛けられる電圧を少しでも高くしたい。
6V〜8Vくらいのところでオペアンプと接続したいが、直結ではオペアンプの中点がずれるので上側動作電圧や特性も気になってくる。
直結でオペアンプを安定動作させるとしたら、やはり4.5v付近でつなげたい。
いくら電池管とはいえ4.5Vはどうかなぁ。

そこはサクっと、LTspice。



※シミュレーションではカソードに下駄。
※球のばらつきもここで吸収。

なかなか4.5Vにならない。
そもそも球のプレート電流がマイクロオーダーなので・・・
あれこれ、定数を変えてやってみるが、4.5Vにはならない。途中で切り上げ。
この状態ではどんな感じかと云うと。
F特は綺麗だけど、歪が大きい。
NFB掛けて2%台は流石にアカン。

やはりオペアンプの入力にはカップリングコンデンサを付けて安定動作させたい。

波形が歪んでいる・・・・
歪も7%台って・・・・オイ!

球の負荷の影響なのか!
作ろうとしている回路構成では、オペアンプの反転利用は難しいし。

あれ〜〜〜〜なんかおかしい!
簡単にできると思って気楽に考えていたのに〜〜〜〜
所詮こんなもんでしょ。世の中。
と云うより、シロートは。

それでは本腰入れて。

球の負荷は、とりあえず500K。
bootstrapを追加。

そこから、徐々に値を下げていき。
ハイ!
どうだー!
ってほどのもんでもないけど、2Vp-p弱出力で1%以下。


これでとりあえず組んでみよう。

 

■ 意外と簡単?

あれま、なんだか、うまく鳴ってる。
オペアンプを変えても大丈夫。
もちろん、ボルテージフォロアが可能なものでね。

マイクロフォニック防止に「帽子」をかぶせてみました。フフ。
あまり、効果はありません・・・・

単電源なのでコンデンサが多くなるのは仕方ない。
よって inputからoutput までの信号路に入っているコンデンサの組み合わせで表情が変わる。
MKP系では、キラキラ。
マイラー系では、モッサリ。
出力のコンデンサは、1000uF/16Vで固定。
Nichicon、日ケミ、ELNA をチョイス。どれも一般用。

これらの組み合わせをサクッとテスト。
今回の持ち駒では、耐圧の低い基板用のもの。
球入力にマイラー系1uF。
オペアンプとのカップリングにMKP系1uF。
そして出力にはELNAの電コン。
の組み合わせが最も良かった。
出力コンデンサの変化はキワどいくらい微妙。
高域と音場の広がりが判断材料。

上記以外のものでは、Panasonic 1500uF/16v(表面実装モデルに足を付けて)。

ちなみにジャンク箱の中からの剥ぎ取りコンデンサ、JAMICON 1000/10V も悪くなかった。
あと、出所一緒で黒ボディーに金入りの帯の入ったグレードが高いかも?しれないもの。
まぁ、普通に鳴らそうと思えば何でも使えそう。
なんにしても、万能はないんだから、コンデンサはヘッドホンに合わせるのが大事だね。

ちなみに、オペアンプは、お気に入りのMUSES8820。

電池消費のほとんどがヒーターの 10mA x2。
球は全く光らない。ヒータ点いてる???って感じ
006Pの持ち時間はどうだろう?
単3x6本は、大きいし重い。

既にキット販売されている方のものは、ヒーター用に別電池を使用しているし。

実際に作るとしたら 006Pではなくて充電方式もあり。
Lipoもしくは18650。

3.7V -> 9Vなので。
そして変換は、中華ボード。
サクッと。

あらま、ノイズが乗りまくりますねぇ。
またノイズフィルタで一苦労といったところでしょうか。
電流消費は、電池側で85mA。
昇圧コンバーター基板が結構消費しているよう。

適当に、3mHのコモンモードコイルと0.1uFでフィルタを掛けてみる。
ノイズ消えましたねぇ。
静かなもんです。
消費電流少ないから、こんな適当でもOKみたいだ。

やっぱり、電池はお手軽でいいですなぁ。

ヘッドホン専用で考えてみたが、そこはやっぱり、ほらお決まりのスピーカーもつないでみたりして。
つないだのは、いつもの95dbの8インチ同軸ね。

いつもBGMで鳴らしている音量は確保できる。(驚!!
ときどき、歪むのは仕方ないとして、オペアンプひとつなのだから。

音楽ソースは、PCの海外ネットラジオ。
クラシック や 懐かしのロック 等々。
DACは、BRZHHiFi-SU8S というやつ。
チップがAKシリーズということで、USBインタフェース無しの中古を購入して、Amaneroを中華取り寄せして「合体」。
まぁ、小さいなりに使える。
Bluetoothも搭載だけど、歪んだ音が出てくる。
Bluetooth目的では、使えない。
※注意)新品はどうだかわかりません

評価ヘッドホンは、いつもの ATH-AD1000。
今回はこれ以外に・・・・ムフフフ。

HIFIMAN DIVA pro も参戦。

(※HIFIMAN DIVA pro のインプレは、また別の機会に。

バラックに接続するのは、ちょっと躊躇したが、恐る恐る。
DEVA は、弦やピアノのアタックや余韻をうまく表現してくれる。
6N1Pや6N23P につなぐと、よりハッキリ。

DEVAで聴いてみると 6418 は 6j1p より球らしく鳴らすようだ。
ATH-AD1000 でも、その効果は顕著。

6418のメリットは、9V電池で動かせる。
オペアンプだけのHPAに、ちょっとスパイスを思っている方は、追試必須。

全く発熱がないので素敵な箱に入れて、お手軽球アンプにいかが。
なんちゃって。

 

 

リハビリHPA。
今回は、ハイブリバージョン。
久しぶりに、楽しい。
体がこんな状態だから、多少部屋に籠もっていても、奥様は大目に見てくれている。
ただ食事の支度は、もうそろそろ自分でやらないと、ずっと同じようなもので飽きてしまった。
動けない間、とても助かったのは確か。
煮物中心で健康的。
おかげで、太るどころか、減量成功!!
この数ヶ月間3キロ減をキープ。
でも、お願い!!好きなもの食べさせて!!
とりあえず、すぐにでも「トンカツ」!
実は奥様も「トンカツ」大好き。
今晩は、「とんかつ和光」へ出陣じゃ〜〜〜!!

 

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