コロナの勢いが止まらない。
ワクチンの副作用のニュースも止まらない。
打つべきか、打たざるべきか・・・・
海外では接種を停止したワクチンも出るほど。
そして打たない人続出。

日本でのワクチン接種。
遅れているせいで、海外からのいろんな接種後の情報が舞い込んできている。
積極的に接種を進めようとしているが、政府のいつもの「想定不足」と「後手後手対策」で嬉々として進まない。
若い世代に積極的に接種して拡散を防いだほうがイイと考えている人は多いと思うが、票が欲しい自民党は老人ばかりをターゲット。
ただ、それすらまともに進んでいない。
もっと医療の専門家の意見を聞き入れ進めればいいものを・・・・

 

■ MJ?

仕事の切れ目が無い中で、ようやくの休暇。
そうGW。
今年は休めそう・・・・ではなかった。
休みと称してのリモート。
確かに出社はしてないけどさ、会社のPCと接続してたら、それは仕事っていうんじゃないの!

とはいうものの、やることさえやれば時間は自由に使える。
ということで、あまりにも久しぶりの球HPAの構想を練ることに。

使用する球は、豊富にある在庫もの。
6J2P
6N3P
6N23P
6N24P

回路はSRPP、BroskieWCF、AikidoCF などなど。

何はなくてもまずは、シミュレーション。

1)SRPP
SRPPだと6J2Pは論外。
6N23Pで考える。
しかしどうも、32Ω負荷に対応が出来ない。
歪率も悪いし、思ったような出力も取り出せない。
B電圧を上げれば、可能だが高圧は扱いたくない。
max150V。
前段にも6N23Pを持ってきてゲインを稼ぐが上手くいかない。
未熟さがここに出る。

2)BroskieWCF
こちらもとりあえず6N23Pだけで考えてみる。
6DJ8での回路がネットにあふれているので、それらを参考にして。
ただそのとおりに組んでみると、出力段のgバイアスがどうもおかしい。
0V付近になってしまう。
シミュレーション上は特性、波形、歪率 申し分ないのだが、
実際に組上げて「暴〜走〜」ってなことになったら大変。
一旦頭を冷すために打ち止め。

3)AikidoCF
やはり、6N23Pでネットの記事を真似して見る。
こちらも出力段のgバイアスがどうもおかしい。
0V付近。というか定数をいじっているとプラスになってしまうことも・・・・
???シミュレーションで使っているモデルが悪い?
と云ったとて、代替のモデルがあるわけではないし。
実際に組み上げてみるのが手っ取り早いのだが。
WCFもそうだけど、前段が良くないんじゃないかな。

もっと他に手はないかと考えながら潜っていると、おなじみ「HeadWize」に行き着いた。
そこで発見したのが、このページ。
https://headwizememorial.wordpress.com/tag/headphone-amplifier/

The 6N1P OTL Headphone Amplifier.
by Bruce Bender

の記事。
回路図を見ると BroskieWCFの前段上部を抵抗に置き換えたもの。
BroskieWCFのときもやってみたんだけどなぁ〜。
Morgan Jones さんがオリジナルとなっているというが、BroskieWCFとの新旧が気になってしまう。
まぁオリジナルは、お世辞にも特性がいいとは言えないので色んな人が定数を変更して使っているようだ。

ということで、自分もやってみることに。

各部定数は、適宜変更
B電圧:150V
前段:6N23P
出力段:6N23P
今回はNFBも掛けて使用する。

おぉ〜〜〜〜すごくイイ。
32Ω負荷でも波形がキレイで、歪率も常用出力で1%以内に収まっている。

gバイアスも0.6Vほどはキープできている。
B電圧を200Vに上げるとさらに特性も良くなりバイアスも深くなり良さそうだ。
この回路を採用し進めることにしよう。

 

■ さいしょは「6J2P」

回路が決まったことで、お次は球の選定。
特に根拠はないのだが、まだちゃんと鳴らしたことのない球だから。

6J2Pでのシミュレーション結果。

こいつでも結構イイ線いってる。
どんな音が出るか楽しみ。

 

■ GW終盤

GWも残りわずか。
一気に工作!!

アレヤ、コレヤの組上げと写真撮影・・・・忙しい

これまで使ったものと組み合わせてパッチワークで出来た試作品。

とりあえずシミュレーションどおり上手く動いている。ようだ。
ゲインが低ので、いつもよりVRを“多目に回しています〜〜〜〜〜”(もはや誰もわからないセリフ??)。

ゲインを上げたいのはやまやまだが150Vでは特性がスグ悪化するのでこれ以上あげられない。
ヘッドホンだけの目的だからこのゲインでも別にイイんだけどね。

それよりも肝心の音は、

1)高圧発生用のSWのせいか?6J2Pのせいか?キンキンする。
50PほどをNFBに挟むが発振してしまってアウト。
SW高圧発生基板のうえに元電源がSWだからなのかもしれない・・・・・
この状態で、試しに6J1(中華管)に変更してみる・・・・・あぁ〜アウト。
高域が丸く音のキレがない。全体的にノッペリ。

2)不足なく低音はでている。
シミュレーション上も低域のカットオフは10Hz以下(-3dB)と十分低い。
低音酔いしそうなくらいだ。

3)ボーカルや背景の音の分離がとても良く、キンキンさと相まってチョットき気疲れする。

4)頭の中でかたまらず適度に広がる。

総して、このままでは決してイイHPAにはならないこと確定。
また、シミュレーションでも見て取れるが3次が優勢で「球らしさ」が無いのかもしれない。
実際、音を聴いても球らしくない。
これがOTLの音なのか。
NFBのせいか?
今回、勢いに任せて一気に作業してしまったので、細かいところまで気が行き届いておらず、もう少し調整の余地があるのは確かだ。
少々、戸惑いを受けながらも本回路の優位性は確かなので、いろいろパーツを替えてみて調整していくしかないだろう。

もう少し落ち着いた音を作れれば合格点。
しかし、なかなか調整の時間が取れそうもない。
これから、夏にかけてひと仕事が待っている。

いつになるかわからない次回の予告、
電源をトランスに変更してみたり、高圧SW電源のパーツを変更したりしてみよう。
とにかく気になるのは電源だ!!

最近、24時頃になるともう体力の限界で起きていられない体になってしまった。
朝はそれほど早くなく7時起床。
睡眠7時間。
「一杯」もまったく断っているので、寝起きもスッキリ。
「一杯」入れなくても寝れるようになったので、それはそれで助かっているが、夜が短いことだけが残念。

作業も午前中と夕方から22時くらいまでが限界。

今回、久々の老眼との戦いで目の奥が痛い。

今後は少しペースを落としての工作になりそうだ。

 

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