2日目より ●○●○●○●○

■ 3日目:格闘!

2日目で構想した作業
1)RCA出力にフィルタの外付け
2)パターンのカットとサンプル回路の追加

を実行した。

フィルタ基板を作成。
RCAフィルタ

赤枠部分だけパーツをつけてフィルタをRCA出力に外付けしてみたが、状況変わらず。
(※写真では断線しているが撮影で振り回してしまったため)
音が丸くなった。篭っているようにも聞こえる。

基板のパーターンをカットして、フィルタ基板にパーツを足して決戦・・・結線。
CS4344Cのアナログ出力に直結。
CS4344出力フィルタ

CS4344フィルタ結線

おぉ~。
曲の特定部分で感じていた歪が消えた。
そうすると原因は2箇所。
「CS4344Cのアナログ出力のコンデンサ」と「ミュート(depop)らしきTr回路」ということになる。
ためしに、CS4344Cのアナログ出力コンデンサのあとに結線してみた。
このコンデンサでも多少の歪が感じられた。
結局、歪の主犯は「ミュート(depop)らしきTr回路」。共犯が「CS4344Cのアナログ出力のコンデンサ」と結論づけた。
高周波で歪むという件は、濡れ衣だっとということで釈放。

あらためてフィルターを通した音を聞くと・・・・CS4344Cは、こんな音なのかな?
大事な中域がさっぱり明るくない、切れがない、低域も篭ってる。
そもそもバイオリンの音が違う。
思い切ってフィルターを外してしまおう。
今度は、タンタル10uFでダイレクトにRCAへ接続。
おぉ・・おぉ・・キター!
歪なく、篭り感なく、バイオリンがバイオリンだ!
切れも良くなった。
ちょっと切れすぎかも・・・・USB電源がPC直結だから高周波が紛れ込んできてるかな?
白箱DAC 直結RCA

こちらのほうはRCA直結バンザイ。
今回もまた、結果オーライ。
ようやく、使えるものにものになる気配がしてきた。
音の方向性も違うので、切り替えて遊ぶのもオモシロい。

ただ、直結により、高周波の影響かどうかは野放しだ。
しばらく試聴していると、不快感が顕わになる。
ヤッパリ、混じっているかな?
まだまだ、余罪があるようで再逮捕。
USB(VDD)フィルターだけは付けるようにしよう。

あっ!ヘッドホンアンプ部を切り離したままだ。
まぁイイか。使わないし。
4558だし。

 

■ 4日目:決戦の金曜日!

オー寒い。
今日は、仕事を早上がりさせてもらって、”おやつの時間”からテニス。
もうすぐそこに日没が迫りくる中、もう少しもう少しと頑張っていたが、日没とともに急に寒さが襲いかかり、すでにボールも見えにくくなってきたので、テニスも早上がり。
”夏ならまだ明るいのにな~”と皆して残念がりながら帰路についた。

そんなわけで、夕方急に時間ができたので、「白箱DAC」の続きを・・・・

電源からの高周波混入を何とかしたい。
1)PC電源供給のUSBハブからとる。
2)乾電池からとる。

PC電源供給のUSBハブから取ると、だいぶ治まるが、まだ10分程度聴いているだけで気分が悪くなる。

乾電池からも取ってみた、これはこれでイイのだが、特に変化はない。

FiiO D3 のときのように「PCからの電源ノイズ」+α がきっとあるに違いない。
疑わしくは、CS4344のアナログ出力をフィルターにかけていないということ。

時間もあることだし、いつもの「カッター切出し基板」で作ってみるか。

DACの出力は2.2uFでは不足していたかもしれないので、直結でいい成果を挙げたタンタル10uFにして。
キチンと蓋が閉められるように、「小亀基板」にして組上げる。

ついでに、ヘッドホン回路も増幅率を1倍にして接続してあげよう。
音が良くないので使い道はないが・・・・・・・

白箱DAC 改造完了

音が一変。
突き刺さるような高域はなくなり、落ち着いた雰囲気になった。
これなら、長時間も問題ない。
やっぱりフィルタは大事だったのだ。
メーカーが出しているサンプル回路は最低限守らないと・・・・
ダテに出しているわけではない、訳があるのだなと・・・・思い知らされた。

電源はPCから直接USB供給でも、なんら問題ない。
が、PCからのノイズはアンプのほうまで乗ってきているのが分かる。

肝心の音だが。
高域は押さえられ・・・と言うより、暴れがなくなり聴きやすくなったという感じ。
とくに中低域の表現が豊かだ。
心地よいソロ・バイオリンの音をずっと聞いていたいほど。
Rachel Podger の Bach Partitas BWV 1004 、このバイオリンの響き。たまらない。

ヘッドホン回路部の音は・・・言わずもがな最悪。

さてさて、殻割りした蓋を閉めて終了~。

修正後は下記のような回路になる

白箱DAC 改造回路

この「白箱DAC」日本でも販売しているところをネットで見つけた。
ただ、同じようなもので、96kHzまでしか対応していないものもあるようだ。
192kHz 対応を販売しているところが1箇所あったが完売している。
購入した皆さん、そのままで問題ないのかな?

光端子でも192kHzで接続できるので、改造できる人はヤフオクに出てたら買いだな。

今日は、「白箱DAC改」とClassAA-sub で「一杯」飲みながらいろいろ聴き直してみよう。

●○●○●○●○後日へ

下記で見~つけた! on 2013dec19
上海問屋
http://www.donya.jp/item/23469.html

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