■第1部 は、こちら

■第2部
+/-電源

今回は、オペアンプ(以降OPA)も使用するがバッファ部はディスクリートにするので、最大300mA とれるようにしたい。

それを踏まえ +/-2電源の生成方法として
1)MC34063A 2個で+側と同電圧の‐側を作成。
2)MC34063A 1個で+-両電源を発生。
3)PowerTrの簡易スプリッタで生成。

が考えられる。
1,2のケースではデータシートとWEB上の情報とで検討したが、ブレッドボードでの試験もけっこう面倒。
また、電池での利用もしたいため 前回の第一章で実験した MC34063A x1で NiMH 3~4本から 12Vを発生させて、スプリッタで分圧。
というわけで実績のある3の方法でいくことにした。
ACアダプタの利用の際は直にその電源を使用し、MC34063A と切り離せるようにする予定だ。

ブレッドボードでのテストはまずまずだ。
電池からの昇圧給電も計算通りの電圧。電流をとってもノイズも感じられない。
昇圧をパスしてACアダプタに切り替えても問題ない。

[回路図]
スプリッタ―部
簡易スプリッタ

■第3部
基板制作

ユニバーサル基板で昇圧・スプリッタ部(ACアダプタダイレクト接続)までを制作。
他の基盤との接続は、ピンコネクターで行う。
昇圧部の半固定は、出力電圧調整用。概ね12Vに設定してある。
ACアダプタは、10V~13V くらいが最適。今回のアンプの回路定数では15V MAX で考えた。
それに合わせてコンデンサなども耐圧の高くないものを使用している。

※12Vのスイッチング電源アダプタでは、出力にノイズが乗るものがあった。きちんとノイズ処理をする必要がある。
※音がよかったのは、スイッチングタイプよりもトランスタイプ。今回使用しているものはトランスタイプ(12V/0.9A)。

[基板イラスト]
基板配線図

[写真]
電源部(1)電源部(2)

ACアダプタ

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