■ 好奇心
スピーカーから“そこそこの”大音量で音楽を楽しみたいため、半ば遺産化していた「Jeff’s Class-A アンプ改」を引っ張り出してきて、さらにテストのために製作した電子ボリュームをそのまま使用し、なかなかの音でスピーカーからもヘッドホンでも楽しめるようになった。
そんな環境で海外雑誌のバックナンバーに目を通していると、数こそ少なくなっているが Trアンプの記事が時々掲載されている。
そこで使用されている素子といえば当然海外のBC559とか2N2222とかどうも馴染みのない型番ばかり。
回路図をみるまで、PNPなのかNPNなのかすら判別できない。
その中でも一般的に多用されている、小出力では寡占状態ではないかというものがある。
パワー段で使用される「TIP41C/TIP42C」だ。とにかく、他に使うものがないのか!と云うくらい多い。
多分、入手性からこの様な選択になっているのではないかと想像できるのだが、それでは肝心の音が犠牲になってない?
こればかりは聴いてみないと分からない。
ということで、「Jeff’s Class-A アンプ改」のパワー段をこのTIP41Cを使ってみることにした。
なぜこんなTRが手元にあるかって?
パーツの収集はもっぱら海外通販が多く、特にeBAYを利用することが多いのでついでに余計なものをいろいろ追加することがある。
これも、そんな中のひとつだ。
TIP41C/42C共に50個づつ調達してある・・・あまりの安さから蝕手が動いてしまったのだが、本物かどうかは分からない。
現在の2SD2012から置き換えてみて、その音を聴いてみよう。
まぁ、最初はこんなもんでしょう。
しばらく火を通さないと実力だしませんわな。
少々、大音量で流しっぱなしにしながら、夕食の準備。
実は、今日も“ひとり”
奥様は終日“おでかけ”。それも今日で一段落なんだけど。
なので、この時間にこれだけ大きな音が出せるのも今日まで。
夕食をさっさと済ませて、2時間ほど経ったころ部屋に戻って、ソースを替えてじっくり聴いてみる。
2SD2012とは、また違った趣きがある。
印象的なのはとにかく低域が分厚い。
高域だって綺麗に出ている。トランペットなんか結構生々しく聴こえてくる。
驚かされたのは、それだけではなく、音場に奥行きができた。
オケの前後がよりわかりやすくなり、POPを聴いてみるとバックコーラスがきちんと後ろから聴こえるようになったり、実力の片鱗をみた感じがした。
ヘッドホンでも効果あるのかと期待したが、あまり奥行感の違いは感じられなかった。
NE5532をはじめ、定番にはいろいろ愛される要素をもっているのだなと実感。
そんな自分も結構気に入ってしまった。
せっかくコンプリで在庫してあるのだから、これを活かして海外雑誌の回路図で何か製作してみるものいいかな何て考えている。
小信号用TRもeBAYで調達しないと。
そう思ったが、このままでは予定ばかりで先に進まないので、本件はペンディング。
いつになることやら・・・・
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