■ ありがたい
1月にブログを更新して以来、徐々に仕事が詰まりはじめ、とうとう3つ同時進行でやる羽目になってしまった。
それまでは、「仕事が無いな~。大丈夫か~」なんて社内ボヤいていたら、いきなりだ。
年度末のなせる技か!
しかし、ボヤいていては罰が当たる。仕事をいただけて本当にありがたい。
とにかく何とかこなさなければいけない。
これまでの経験上、まともにこなすには自分には3つ並行は無理だとわかっている。
この中の1つをなんとか時期をずらすか、他の者にやってもらういしかない。
とはいっても、社内は手一杯。その上納期が・・・・
そこで、取引のある会社にHELP!・・・・快く快諾してくれた。
但し、作業指示書は自分で書かないといけない。
せっせと、作業指示書を書いて渡した途端、・・・・・依頼した仕事は納期が3カ月ずれた。
せっかくなのでそのまま継続してもらい進行確認の打ち合わせを定期的に行うことにした。
多忙中の中、新年の抱負に掲げたPICに使う頭の余裕はなく、言っている鼻から頓挫している。
だからではないが、これまた未だブレドボードのままで手元に置いているClassAAアンプを夜遅く帰宅しては「頭休め」と、自分に言い訳してあれこれいじってきた。
■ ブレッドボードの魔力
これまで組み上げた回路と各所の定数はこんな感じ。
電源はトランスに交換して簡易だが定電圧回路を組み、安定運用を行っている。
いたって正常で、特に問題が発生している訳ではないので、どこをどうするということではなく、ただブレッドボードを見ていると、なんとなく色々変えてみたいという欲求がふつふつと・・・・これぞ「ブレッドボードの魔力」
■ 電流回路側の出力段を替える
手始めに、電流回路側のパワトラへの変更。
2SC2120/A950 パラ から、
1)2SC2655/A1020 シングル、パラ
2)2SC3421/A1358 シングル
の2種類をためした。
2SC2655/A1020 は、これまでいろいろなところに使ってきて、音的には不満の無いTrだが、2SC2120と比べると、交換するメリットどころか音が塊りになってしまい抜けがわるくなってしまった。
今回の用途には合わなそうだ。
そして定番中の定番が登場。2SC3421/A1358。
イヤーなかなか。やっぱり定番。よろしいではないですか!
パワー的にも十分余裕があるし。大音量時も余裕でドライブ。
肝心の音?! それは云わずと、抜け・低音・全体のまとまり感、流石定番と言わしめるゆえんではないでしょうか。
出力段はこれで決定!
■ ヘッドホン脱着時のノイズ
電流回路側の出力段を替えたらヘッドホンの脱着時に巨大なノイズが入るようになった。
耳障りと云うだけでなく、何やら危ない予感をさせる。
片chの出力がショートする関係で発生するようで発信にも似たノイズだ。
ショート時に発生するので、解決には、あらかじめヘッドホンとシリーズに仮負荷をかませてあげて事は済んだ。
だが、シリーズに抵抗は入れたくない。
試行錯誤の結果、2SC3421/A1358のエミッタ抵抗を4R7から10Rに変更。
「これもシリーズじゃん」と云われると、その通り。
完全ではないが、大きく抑え込むことに成功。
できれば無音にしたいのだが、これ以上抵抗値を上げたくないので、ここいらで手を打つ。
■ 帰還の変更
面白半分に、全体からの負帰還を、ローカルに変えてみた。
LTSpiceでシミュレーションしても、特に問題なさそうだ。
LTSpiceってありがたいな~♪ 気楽にハイ♪
ブレッドボードの良いところ~♪ 気楽にハイ♪
頭がハイになっている。疲れが相当溜まってきている証拠だ。
実際の音を聞いてみる。
ム、ム、ム、ム~ キター!イイ~!
力強さが増した。
スピーカーでは違いが分からないが、ヘッドホンだと顕著だ!
聴きながら少し調整を入れて決定。
■ 現在の回路
ちょこちょこ積み上げてきた変更をまとめるとこの回路になる。
2SC3421/A1358に入っている100Pは、ヘッドホン脱着時の発振止めのつもり。
多少変わるが、なくても大勢に影響はない。
実際、ブレッドボード上には付けていない。
ホイートストンブリッジの定数は、元のままだと発信することがあったため変更した。
とりあえず、これが、現在の着地点だ。
■ 今後の予定はいかに
まだまだ当分、仕事が片付きそうもない。
4月一杯は引きずる気配だ。落ち着いたらどこから手を付けるか考えよう。
それにしても今年の桜はもう満開とのこと。テレビでは、そればかり報じている。平和だな~。
自宅窓から見える桜は満開には程遠いようなのだが・・・・ここは東京か?
■■■■■ 後日談・・・・・・・
スピーカーにつないで、ボリュームを上げていったら突然クリップ!片chから音が出なくなった。
一旦、電源を切り、再投入。
復帰している。一安心。飛んだところは無さそう。
出力電圧は電圧部の出力でほぼ決まるようだし、クリップは避けられないのかも知れない。
どうせ今の定数にはいまいち納得ができなかった面もあるので、もう一度、電流部、ホイートストンブリッジの定数変更の再挑戦だ!
いつやるのか? 今でしょ!
・・・・・・今じゃないでしょ!(社長の声)
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