■ 新年からおたのしみ~
昨年から予約してあった「コンサート」へ行ってきた。
おなじみのサントリーホール。
今回、「中央ちょっと後ろ」の席が確保でき、大変楽しみにしていた。
天気予報では、“関東でも雪かも”と報じていたくらい寒い。
夕方になると空も“どんより”してきて、怪しい感じ。
毎年“成人式は雪”と定着するくらいこの時期は危ない。
しかし、出かけてしまえば足取り軽く、バスの中、電車の中。移動の寒さはない。
19:00開演。
食事を済ませ18:30にはホールに着いていた。
2014新春コンサートは、
指揮:大友直人
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
ヴァイオリン:松山冴花
サントリーホール / 大ホール
<曲目>
J・シュトラウスⅡ世 / 喜歌劇「こうもり」序曲
ブルッフ / バイオリン協奏曲 第1番 ト短調 op.26
ドボルザーク / 交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」 op.95
<アンコール曲>
エルガー / 「威風堂々」
中でも最も楽しみにしていたのは、「ブルッフ / バイオリン協奏曲 第1番」。
なかなか、生演奏で聴ける機会にめぐり逢えず、今回やっとその希望が叶った。
まずは軽快な「こうもり」で、気分をリラックス。
プロアマ問わず、結構演奏される機会の多い「おなじみの曲」なので、聴衆も結構ノリノリ。
これで一気に聴き手の緊張をほぐし“聴かせる雰囲気”をつくると次に、繊細で叙情的なブルッフの曲へ。
そして、ソリスト/松山冴花さんの演奏が始まるやいなや“鳥肌”。
そこからは彼女の世界に引き込まれ、約20分強の曲があっという間。
彼女の演奏を聴くのは初めてなのだが、繊細で力強く聴きごたえのする素晴らしい演奏。結構好みだ。
惜しまれるは、もう少し叙情的雰囲気を出せれば、なおいっそう今回のブルッフの曲が引き立ったなぁと感じた。
(※あくまでも個人的な意見です。個人差があります。)
一階・中央席。
聴くならやっぱりココ。
音がいい!
オーケストラのピアニシモを聴きとれる距離、そして「程よい響き」と「横一杯に広がる音場」。
ソロバイオリンの繊細な弓づかいまでも聴いて見て取れる。
いや~感激・感激。
ブルッフで、観客をワッと沸かせたあとは、皆さんこれが目的ではないかと思われる「新世界より」。
休憩もあり、ここで一気に気が抜け、ブルッフで張った緊張の糸がすっかり脱力モード。
さらには「新世界より」が始まってしばらくすると、薬が効いてきたせいか「眠気」が・・・・・
正月明けから調子が悪く、コンサートのこの日までには治そうと通院して薬を飲んでいる。
その薬が眠くなること!
コンサート前の食事の時に飲んでいるので、丁度薬が効いてくる時間だ。
第2楽章に突入すると、それはピークに。
「下校の時間です。皆さん帰りましょう」でおなじみの曲。
イングリッシュホルンの音色が素晴らしく、そのお姉さんが奏でる甘い音色にやられてしまった。
とうとう第2楽章の後半部分、“落ちて”まったく聴くことなく第3楽章へ。
気がついたのは、第3楽章の導入部。
そこからは、少しずつ緊張の糸を張り最終章までなんとか持ちこたえた。
アンコールは、「威風堂々」。
まさに力強く堂々としていて、“おぉ~”とまた感動!
“今年一年頑張るぞ~”とエネルギーを貰った。
新年早々、イイものを聴かせてもらった。
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