退院してしばらくは自宅でのんびり。

「6N3Pアクティブ・ボリューム」の残作業もあったが、休職中なので作業は明るいうちにのんびりと。
夜は、至福の「一杯」もやらなくなっているので退屈極まりない。
しかも、6N3Pアクティブ・ボリューム作業中はスピーカーから音を出せず、おのずとヘッドホンでの生活となる。
ということで、「一杯」の代わりの「夜バッハ」は、STAXに頼りきっている。

 

■ 後悔先に立たず

真空管沼に両足ハマり、どうにもこうにも欲しくなってしまったSTAXの真空管タイプ。
2019年のMJの「STAXの歩み」を読んでは火に油を注ぎ、ネットを徘徊しては中古の価格や状態の動向をチェック。
既に一触即発状態である。

右の耳から「欲しい時が買いどきだよ」「このまま病気になったら聴けないよ」の悪魔の囁きが。
左の耳からは「おいおい、仕事だっていつまで出来るかわからないんだゾ」「お金貯めておきゃなきゃダメだろ」の真当な囁きが。

ああぁ〜〜〜
通帳とニラメッコ・・・・・・・
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ポチッ。

しばらくは、この「巣籠もり」の期間が続くことを想定してと、自分に言い訳をしながら・・・
買ってしまった。SRM−006tS。
実際は「ポチッ」ではなくて、近所量販店に電話して在庫や取り寄せ出来るか確認しての購入だ。
イヤスピーカーも単体のSR−507にしようかと考えていたが、いろいろ話して「SRS-4170」のセットを特別に出してくれたので決定。

届いてからは、6N3Pアクティブ・ボリュームそっちのけで、もっぱらSTAX。

しっかし、まさかのこの夏、倒れることになろうとは思いもよらなかったから、悪魔の誘いに乗っておいて良かったと。
先の記事にも書いたが、「あちら側に連れて行かれる」かと思ったくらいの重症で、あのときばかりは怖かった。
人間、一寸先は分からない。

そんなワケで6N3Pアクティブ・ボリューム完成まで「夜バッハ」は、楽しい楽しいSRM−006tS。
まだ、エージング中で音は硬いのだが、ハッキリわかるのは「空気感」。
1日数時間の使用だから数カ月はこの状態だと思う。
年明けには、本領発揮となってもらえることを期待して。
短時間でも本体が異常なほど高温になるけどそちらが心配。

なぜ?SRM−006tS?
その金額を出せば、状態のいいSRM−007tAのようなグレードの高い機種の中古が買えたんじゃない?
物量投入で作られた時代のものは悔しいくらいイイものが多いし。
最初は旧型中古から状態のイイもの、当然高スペックのものも検討したけど、本当に大丈夫なのかわからない部分多いし、
安心できそうな音響中古ショップとなるとさほどお手頃ではなくなってくる。
それなら、もう少し出して最新で新品と誰でも思うはず。
と言っても発売開始は2010年。
結構なロングラン。
このご時世だから、イヤースピーカーの中古を敬遠したのも大きな理由のひとつだ。

雑誌の記事には最新機種のSRM−700、SRM−700Tが紹介されたりもしていたが、さすがに手が出ない・・・・・

まぁ最初に購入したSRM−323Sと同じエンブレム。
筐体が一回り大きい。
欲しかったXLR入力もありDACからXLR直結。

「同じもの2台も必要?」と奥様には云われそうなので、バレないよう、デスクの奥に潜り込ませて密かに楽しんでいる。

兄弟仲良く

電源入れるだけで、音量を触らないので、ホコリだらけ・・・・お恥ずかしい・・・
ここは、ノートPCの影に隠れて見えない場所。

いまのところヘッドホンの色の違いにすら気づいていないので、チョット安心。
(ホントは気づいている?!)

「コソコソ」と、やってることは鑑定団の出張鑑定に出てくる骨董好きのオヤジと一緒じゃ。
小遣いの範囲でやっているので、特にやましいところはないのだが・・・
なぜかうしろめたい気持ちになる。
おかしなものだ。

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