もう11月~~~!!!
今年もあと2ヶ月になってしまった。
時間はなんて残酷。
この歳になると時の流れがあっという間。
「人生100歳時代突入」なんて云い始められているけど、実際問題70過ぎたらあちこちガタがきて体が動かなくなるんじゃないの?
そしたら元気でいられるのはあと10年強。これが現実だよね。長年納めてきた年金だって足らないよね!
健康寿命はどうなのヨ~。
おせ~~~て!

 

■ 新フォーマット見参?

新商品発表のニュースで MQA 機能搭載機器を ONKYO、TEAC、SONY が相次いで発表。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1710/31/news092.html
実を言うと、このMQA というやつ、まったく知識になかった。
調べてみるとコンセプトデビューは2014年。それほど昔ではない。
ただその時は日本ではあまり話題にならなかったらしい。
注目を浴びたのは、そのデモが行われた2015年のラスベガス「カスタマー・エレクトロニクス・ショウ」。
それから3年、ようやくの対応商品群の発表だ。
詳しい歴史は 当該サイト や Wikipedia を見てくだされ。
この MQA 何がいいって、小容量ハイレゾ、時間的音響の高再現性、バックワードコンパチブル。
要約すると「これまでのプレーヤーでもフツーモードで再生できて、MQA対応ならハイレゾかつダイナミックでリアルな音、それがストリーミングでも聴ける」だ。
技術的に詳しい内容は「2015年発行のJAS ジャーナル」を読んでくだされ。
http://www.jas-audio.or.jp/jas_cms/wp-content/uploads/2015/12/201511-all.pdf
https://www.hires-music.jp/mqa/mqa-topics/

このMQAでたいへん興味をそそられたのは、時間的音響の高い再現性=ダイナミック&リアル な再現だ。
価格も安くなってきたハイレゾDAC機器の登場で、それを通して綺麗な音の再生は確かに容易になった。
ただ、やはり今だに難しいのは音場再生。これはこの趣味を再開してわかった悩み。
高額なオーディオ機器はすべてそれを目指した結果の産物なのだろう。数多くの苦労が忍ばれる。
でもそれを享受できるのは、ほんのわずかの人々。自分のような貧乏コンシューマーは置いてきぼり。
しかしながら、それでも音場の再現性はこれら数多くの苦労でも実現できていないのが現実ではないだろうか。
ならば、自分のできる範囲内で少しでも音楽的に楽しく、ある程度ソースに合った音場で聴けるくらいで留めておいたほうが、無理難題の解決に神経をすり減らすこともない。
我が家はそんなお気楽オーディオ。
ところが今回そんな都合のイイものがあることを知ってしまった。
すぐにでも聴いてみたい。
ハイレゾのように対応機器が相次いで発表されたことで普及期に差し掛かっているように、MQAも大きなうねりができソースが増え、早く対応機種の価格が安くなっていってくれるとイイなぁ。
“などと考えてると夜も寝れない”(ってギャグは若い人は知らない・・・・か)

 

■ ニューカマー・ヘッドホン

ネット通販はほんとに便利だ。
家にいながらいつでもポチッ!お買い物。
主に使用するところは、Amazon、eBay、時々 Aliexpress や Bangood。
いつも楽しくウィンドーショッピングならぬスクリーンショッピングで物色している。
最近はより頻繁に利用するようになり、特売品やクーポンで触手を動かされてしまうものもちらほら。
Aliexpressはちょっとトラブルが多くて、幾度となく返金対応してもらったけど安いからね。当たればお得。
そんな中で、Amazonで購入したもの2点。
カナル型ヘッドホン。頭に掛けないからやっぱりイヤホンという呼び名がイイのかな?
以前購入したゼンハイザー CX400-II BLACK は、聴き続けていると耳の奥が痛くなるのでほぼお蔵入りしていたのだが、最近イヤーパッドを小さくするとその症状が出ないことが発覚。
今では、一番小さいイヤーパッドを使用している。

ただイヤーパッドが小さくなるに従って低域が不足してくる。
耳とパッドの間に隙間が出来るので、そこから抜けるためだと思われるが、そこから外部音も入ってくる。
でも耳は痛くならない。
音は申し分ないので、多少の不便はしょうがないと割り切っている。
カナル型が利用できることが分かってしまってから、いろんなカナル型が気になり始めた。
“どうせ買うなら、そこそこの金額のもの”“安物買いの銭失い”という理屈は分かっているのだが、どうしても安いものから手を出してしまう。
染み付いた貧乏性はなかなかヌケましぇん。

今回いろいろなレビューも参考にしながら、これらを購入した。
KZ ZS3 と aceyoon(低音寄り)

まずは、KZ ZS3 から
これは、ドライバー1基、リケーブル対応

耳へのフィット感がものすごく良い。
このスカルプトフォルムが耳に沿って作られてるって感じ。
ケーブルは、ツルツルでない、ちょっと抵抗のある肌触りで弾力があり、丸まったま真っ直ぐになっても元どおりに丸くなる。
なので絡まり度合いは低いと思う。
昔使用していたSONYのイヤホンがこんな感じのケーブルだったので、なんか懐かしい。
そして肝心の音は、なかなかイケる音だと思う。
音の出方は、中高域がメインで、フツーのイヤホンと同じ傾向。
ゼンハイザー CX400-II もイヤーパッドを小に変えてからは、やたら中高域ばかりが目だつようになった。
それにしてもZS3、大きさの割に低音が出ない。やっぱりイヤーパッドのせいだろうか。
イヤーパッドを大きくすると低音不足はなくなるが耳が痛くなるので大きくできないジレンマ。
使い込みの時間もまだまだ浅いので仕方ないが、まだまだ中高域の硬さも残っている。
ちょっとオラオラ系っぽく荒々しい。
エージング待ちといったところだ。
お次、aceyoon(低音寄り)
ドライバー2基、リケーブル不可。

フィット感はKZ ZS3ほどではない。
ひと回り小さいので、耳からの飛び出しも小さく、装着しても厳つい感じはしない。
ケーブルは、ファブリック皮膜。
取扱に注意しないと、あっという間に絡まっている。
あいにく、ケーブルが太いのですぐに解けるが少々厄介だ。
右耳に、スイッチ付。音に影響のありそうなヴォリューム付ではない。
SHURE掛け部分も透明チューブに針金が透けて見えていてちょっとかっこ悪い。
分岐中継部分やコネクタ部分のデザインも安っぽい。実際安いんだけど。
諸々3流感を醸し出しているイヤホンであるが、聴いてビックリ!
今までのイヤホンでは経験したことがない音の出方。
あまりにも、経験のない感じだったのでちょっと戸惑ってしまったほど。
耳の中というよりちょっと前方で左右に広がって鳴っている感じ。しばらく聴いて慣れてくると、決して嫌ななり方ではない。
能率の悪さも手伝ってか、低域はKZ ZS3やCX400-IIで感じなかった低音が聞き取れる。
イヤーパッド(小)のため、たいした低音量ではないが、聴こえるのと聴こえないのとでは音楽的に雲泥の差が出る。
チョットおとなし目に鳴るイヤホンで、音が主張せずに全体的に一歩下がって、それでもそれぞれはハッキリ分かるという面白い鳴り方だ。
こちらのほうがエージングが進むことでどう変わるか楽しみになってきた。

 

■ ウレタン・イヤーパッド

試しに、ウレタン(低反発)イヤーパッドを購入してきた。

「長時間使用でも耳が痛くなりにくい」とある。
同じ悩みを多くの方が持っていたということ?
とりあえず一番小さい物を購入。
これを今回の2機種に装着する。
早速取り替え使ってみる。
・・・・・
・・・・
・・・
・・

KZ ZS3

取り付ける部分がストレートのため、すんなり換装。
・・・・・ということは何かの拍子にスポっと抜けてしまうかも。
気をつけないと・・・耳に残ったまま・・・なんて考えただけでも恐ろしい。

しばらく耳に装着して音楽を聴き流す。
1時間程度でヤッパリ左耳に違和感が出始めるが、チョット痛いくらいで治まっている。
この程度なら許容範囲かな〜。でも痛いのはやだな〜。
イヤホンに付属のシリコンのものと何が違うのだろう。
ウレタンの方は表面がコーティングされている上、自在に変形するので密閉度はシリコンより高いと思うが、ウレタンの細かな穴である程度「空気を逃して密閉を防ぐ」とかいう理屈なのだろうか。
ならば使い込んで表面が劣化してきたあたりが一番いい具合になるのかもしれない。
換装後、一発目の再生で思わず歓声。
おぉ~!
大きなシリコン・イヤーパッドを付けているかのような、あの雰囲気が戻ってきた。
低音量は比べ物にならない。標準のシリコンイヤーパッド(小)とは比較にならないほどの変化だ。
オラオラではない躍動感がでた。
雰囲気で聴かせるというタイプではなくモニター的な音を聴かせてくれる。
ただ、下の aceyoon と比べると低音と音の広がりが少ないため、オーケストラでは少々物足りない。
ボーカル、小編成オケ など音楽の目的が中心部にあるものに向いているようだ。

aceyoon(低音寄り)

こちらも大きなシリコン・イヤーパッドを付けているかのような感じに変化。
音はより近くに感じられ、中域音量が大きくなる。高域は変化が無いせいかチョット控えめ。
低域音量が上がり左右に万編なく広がるようになった。
優しい音のまま程よい広がりだ。
クラシックならこっちが聴きやすい。
キレの良さはKZ ZS3に敵わないため、そこに物足りなさはあるが、エージングが進みボイスコイルがスムーズになるまで少々時間が必要なのかもしれない。
それにしても、曲目によってはチョット低音過剰な気がしないまでもない。
そのため低音に埋もれる音がでてきてしまっている。
耳への差し込み具合である程度量調整できるのだが、雰囲気が変わるのが少々つらい。
それに、ヤッパリ左耳が痛くなってきた。楽しくて飛ばし過ぎて酷使ししてしまったかな~?
仕方なく付属のシリコン・イヤーパッド(中)に交換してみる。
低音量は減ったが、これ以上痛くならないし低音に音が埋もれてしまうことも無くなった。
こっちは、シリコン・イヤーパッド仕様としよう。
aceyoon(中高音寄り)ってどんな感じだろう?こっちも気になるな・・・。ポチッ!あさって到着。

さて、2者を比べるとこんな感じになる。

音の躍動感:KZ ZS3
音の広がり:aceyoon(低音寄り)
音のクリアさ:KZ ZS3[圧倒的]
音のニュアンス:KZ ZS3
低音量:aceyoon(低音寄り)[圧倒的]

いや~、イヤーパッド換装は大きな効果を発揮する。
新たな発見だ。
この比較では音質的にはイイところがないaceyoon(低音寄り)だが、自分にとってはこちらのほうが聴きやすくオケを鳴らした時の雰囲気が良いことから、エージングに期待を込めて、普段使いには、こちらを持ち歩いてみることにした。

aceyoon で外したウレタン・イヤーパッドをゼンハイザー CX400-II へ装着してみる。
あまり耳の中へ押し込むと痛くなるので、軽く入れる程度。それでも低音は確保できている感じだ。
シリコン・イヤーパッド(小)のときの低域量不足がないし、音の全体のバランスもいいし、もちろんキレも良い。
こちらはウレタン・イヤーパッド仕様へ変更。

いろいろ楽しめるなぁ~。
でも、家では「一杯」入れながらATH-AD1000やSTAX。
耳をいたわり、リラックス、リラックス。

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