■ 作業・・・イレギュラー

土曜の夜に電源電圧を調整しているうちに、どこか触ってしまったらしく+の電圧が安定しなくなった。
-電圧は予定の値になっているが、+のほうは”ありえない”値を示している。
テスターを接続したままその変化具合を確認していると、9.5V で安定させようとして調整中、一気に14Vや16V、ときには20V以上 になったりする。
電源値からすれば24Vまで想定されるが、こんな状態ではまともに音が出るはずがない。
異常があれば、アンプのプロテクターも作動するはずである。
・・・が、音は正常に出ている。
ヘッドホン接続ノイズなども無い。
いったいどうしたのだろうと、電源を開き各部の電圧をチェックしていくと、やはり+電圧が安定していない。
トランス出力を測ってみるとトランスは問題ないようなので、そのあとのレギュレーターが飛んだのか・・・。
”電源をやっちまったか”と・・・ガックリ。
納得のいかない状況に、調べる気力も無く、現状を受け止め一旦中止。

夜も十分ふけているので「一杯」引っ掛けて寝ることにした。

 

■作業・・・新電源

前日飲みすぎたせいか二日酔い気分。
電源を飛ばしたせいで少々ヤケ酒気味になってしまったようだ。
午後には気を半分ほど取り戻して、今日、何をすべきか思考の廻らない頭で考える・・・・・・・・・・・・・・・

「そうだ京都へ行こう」・・・・いいなぁ秋の京都、じゃなくて・・・・
「そうだ電源を新しくしよう」・・・・こっちこっち。

そこで、以前調整したスイッチング電源を同じデザインでケーシングすることにした。
しかし、今回はかなりお手軽に。

それで、こんな具合に。
トランス電源とほぼ同じだが”大幅手抜き”。
・ケース内シールド無し
・LEDホットグルー固定
・天板無し(後日つける予定)
・実は大きめのゴム足

手抜きのせいとこのところの工作慣れで、結構スムーズに事が進んだ。
ほぼ2時間で完成。

スイッチング電源後 スイッチング電源前
XLRケーブルは、前回のものは長さ不足だったので、3P電源ケーブルの外皮をはいだものを使用した。
これで、電源とアンプの距離を少し離せる。
トランス電源も修理がてら、これと同じものに変更しよう。

XLRケーブル

スイッチング電源LED
各部電圧を測り特に問題はないようなので、いざ接続。
まぁ、あたりまえだけど、ノイズも無く、電圧の不安定さも無い。

さぁ、問題のトランス電源だが・・・・・今日はもうやる気が起きない。
後日、レイアウトや基板など再考しながらちょっと時間をかけて修理しよう。

で今日はもう、早々とヘッドフォンで音楽に浸る。
奥様の声も聞こえない。(風呂沸いたヨ~~~、お茶入ったヨ~~~~  スッカリ無視)

トランス電源と比べると音の歯切れのよさは、スイッチングに軍配が上がるようだ。
低域はトランスのほうが豊かだと良く言われるが、スイッチングも低音が不足しているわけではなく、十分であり、切れの良い低音なので豊かという表現にならないだけのような気がする。
ただ、スピーカーで鳴らすとこの評価は一変する。
低域は出ているのだが、トランスのほうが広がりがイイ感じなのである。
スピーカーで聴くにはトランス。ヘッドフォンではスイッチング。
ん~~~~~~交響曲を我慢すれば、ヘッドフォンでもスピーカーでもスイッチングのほうが好みだな~。

夕飯食べて、また、PCでネットラジオを聴き始める。。
気になったので、アンプの各部の電圧をチェックすると・・・・・・
ドッヒャー!
+電圧がおかしい!
え~~~~~~~ どうなってるの~~~~!

いろいろ、時間を置いて測定してみるが、状況は変わらない。

たまたま、テスターのボルトレンジを200Vにしたまま計測したところ・・・・・・
9.5Vになってる!。
20Vレンジにすると・・・・・・めちゃくちゃ。

え~~~~~~テスター!

分解掃除をして、セレクタの接点を磨くと・・・・・・20Vレンジ復活!
そして、トランス電源を接続すると・・・・・・ 壊れてない。
分解しなくてよかった。

こんなつまらない「落ち」に振り回された1日であった。

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