■ 「画彩」にコピー

7/27(土)

この週末、いよいよ本格的にPCB製作に入ろうと思い、以前より用意してあった、”トナー転写に最適”とネットで評判のFUJIFILMのインクジェットペーパー「画彩」にプリントパターンを印刷し、さらに、この原稿と残りの「画彩」を抱えて、いざテニスへ。
・・・ん?話が繋がらない?

イエイエ、コピー機の場所がテニスコート近くのホームセンター。ついでのコピー。
「印刷用紙の入れ替えOK」の看板は無いが、色紙への印刷などしている人をたまに見かける。

ただ通常と違うのは、テニスウェア姿で汗だくの男がコピー機の前でコピーを取っている情景。
たいていの人が変な人でも見るかのように振り返っていく。
しかも、これまではHPのインクジェット用紙を使用してコピーがうまくいっていたが、この「画彩」は表面がよりスベスベのためかコピー時の用紙の取り込みがうまくできず「用紙切れ」と判断される事たびたび。
そのたびに、しゃがんで用紙の再セット。
まるでスクワットをやっているようだ。しかも汗だく。

数度用紙をセットしなおして、取り込めると2枚目以降は問題なくコピーされた。
初用紙なのでドラムが用紙を巻き込むようなことがないかヒヤヒヤものであったが、ひとまずホッとした。

念のため、コピーを10枚ほど取り帰宅。

さすがにこの暑さでのテニスはフ~ラフラ。
続きの作業をする気が起きずコピー作業までで本日終了~~。

酒~!酒~!
まだ、明るいから飲まないけど。

 

■ パターンの変更

毎晩のように晩酌しながらネット徘徊の傍ら、具体的作業への重い腰が上がらないので、ClassAA-sub回路の電流側バッファ回路のシミュレーションとブレッドボードチェックでいくつか試していた。
試すといっても酔った頭がそんなに廻るわけでもなくこの程度。

1)現回路のパラメータ調整
2)ダイヤモンドバッファみたいなやつ

1)
現回路の調整は、大きい変更はせずパワトラにあわせた定数変更と抵抗の追加などなど。
ブレッドボード上の部品も実際に変更して、音を聞いてみる。
傾向は大きく変わらないが、パワトラのキャラによる音質の変化が面白い。
回路が単純で作りやすく、当然プリントパターンも簡単。

2)
ダイヤモンドバッファみたいなやつは、もう少し音の傾向変化がほしくて試したもの。
名前はなんと言うのか分からないが、回路はダイオードをTr入力に換え、コレクタをパワトラのエミッタに接続。
ダイヤモンドバッファみたいにコレクタラインが交差する。
よく、MJ誌の掲載されるマランツの推測回路で見る型。
ブレッドボードの配置を変更して、本回路とダイヤモンドバッファ の両方を試し、好みの音のほうを選んだ。
ただ、どちらの回路もパワトラとの熱結合が必要で、しないと熱暴走をはじめ放熱器がアッチッチ。
Trは触れないほど。

まあ、どうせ作るなら1基板でこの2バリエーションに対応できるものを思い、老眼と酒で焦点が定まらない目を酷使して書き直した。
それに対応したパターンが今回のもの。
熱結合を考慮に入れ各チャネルのバッファ側Trが横一列になるように配置。
これでTrを放熱器にまとめやすくなった。

パターン中いくつかジャンパを飛ばして2回路対応を実現することになるが、基板を2枚用意して聞き比べをもくろんでいる。

 

■ PCB製作再開

7/29(月)
「画彩」にコピーしたやつを、アイロンプリント。

HPのインクジェット用紙は、アイロンして基板にトナー定着すると用紙浮いて剥がれててきたけど、「画彩」は剥がれにくい。
何度かアイロンを当ててみたが、なかなか剥がれてこない。
紙のまま基板に定着した感じだ。
無理やりは剥がそうとするとパターンまで一緒に着いてくる。

まぁあまり深追いするのも危険なので、そのまま水洗いすることに。
するとすぐにペーパーが水分を吸ってふやけて、指先で「やさしくやさしく」こすると簡単にトナー面だけにすることができた。
これが、”トナー転写に最適”といわれる所以なのか。

ただ、前回と何が違ったのか分からないが、トナーは同じはずなのに、歯ブラシ、消しゴムを使うと簡単にトナーが落ちてしまった。
アイロンの熱が足らなかったのか・・・・

作業した手順を振り返ってみていくと・・・・
基板の研磨剤に「ジフ」を使っていた~!
界面活性剤か~!またやってしまった。

やってしまったものは仕方ない。
剥がれたところを、マニキュアでレタッチ。チョイチョイ。
複雑な箇所でなくて良かったぁ。

あれ!文字が反転してる。
しまった!

 

■ エッチング

仕事場にまたこんなものを持ち込んで・・・と社長に白い目で見られながら、昼食をさっさと済ませて仕込んでおいた基板と塩化第二鉄。

今日は日中、外気温が35℃近くあり外をちょっと歩くだけで汗だく。
しかも長時間居るとだるくなる。
そこに、ダンボールを持ち出し、それでも遠慮して裏手の日陰の目立たないところで「化学実験」。
さすがにこの気温だと仕事が早い。

前回の電源では、”これでもか”というくらい時間が掛かったが、今日は1枚当たり1時間。
”早そうだなぁ”という気がしていたので、30分おきにチェックしていて良かった。
あっという間に下地が見えて、1時間以上やっていたら根こそぎ持っていかれていたかもしれない。

順調に2枚完成し、あとの作業はさすがに職場でははばかれるので自宅へ持ち帰り。

アセトンでトナーとマニキュアをしっかり落とし、クレンザーで綺麗にし、軽くスチールタワシ。
フラックスを塗布して完成!
穴あけは後日。

穴を開けると組み立てたくなってくるので今日はここまで。

今晩は仕事の調べものをする予定だ。

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