■ ノイズ〜〜〜〜
球の配線のせいでノイズやら誘導なんちゃらやらを引き起こしているようなので、ブレボに球を立てられるこんなものを作成した。
材料は3つ。
ピン配列は右から1番・・・・・・というわけにはいかず順不同、引き回し優先となっている。
ちゃんと番号を振らないとまたポカをしそうだ。
おかげさまで、こんな感じにブレボ上に鎮座できた。
以前の景色からすると、こっちのほうが絶対にイイよなぁ。
各所の電圧を図り直し、問題がないか確認する。
少々ズレを調整して入出力接続。
さてさて、配線が短くなった効果は・・・・・・・
???
おいおい、かなりの効果が上がると思っていたのに・・・・・
間欠ノイズ?間欠発振?、ヒスノイズ・・・どれも治まらない。
球周りの配線が原因ではなかったのか。
再度各所の電圧を図り直し、問題がないか確認するも問題ない。
むしろ安定している。
ノイズが音楽に埋もれるくらいまでソースの音量をあげると、イヤホンから流れてくる音楽は小気味よくバランスもイイ音。
やはりちゃんとノイズを消してから聴き込みたい。
最終的な評価はその後。
■ 奥の手〜〜〜
これを機に、少々ブレボの配線を整理しておこう。
今回、高圧を扱うのでアースを分けて配線し、一箇所で全体をまとめていた。
そのため、ブレボ上ではアース配線がスパゲティになっていて、お世辞にもキレイではない。
アースを分けずに混在配線に変えてみる。
果たして、ノイズ〜の出所は。
あれ?! 間欠ノイズは変わらない。
チリチリノイズは、増えてる〜〜〜〜!!
やっぱり混ぜるのは良くないか〜〜〜。
でもヒスノイズは、鳴りを潜めた感じかな?
他のノイズのせいで感じなくなっているだけかも〜〜!
気になるノイズは2つ
1)間欠ノイズ
出所不明!
2)チリチリノイズ
推測するに、DC-DCコンバータ。
その他、ハムのような音も聞こえるが、これは入力からの飛びつきと判断。
自分の体の置き方、片手をアースに触ると体の置き方に影響されなくなる。
まずは、2)から考えていくことにする。
DC-DCコンバータでノイズをググると、出るわ出るわ。
こ、これは・・・・
もはや、頭のキャパを超えている。
対策の要点だけを叩き込もうと思っても多岐にわたり過ぎ。
部品の使い方や部品そのものも良くないのかもしれない。
ACスイッチング・アダプタ由来のノイズな可能性捨てきれない。
初めての高圧DC-DCなので、ゆっくりと、できるところからひとつひとつ潰していこう。
いろいろパーツも変更してみた・・・・が、、、、
一向に解決の糸口がつかめない。
気分を変えるためにこんなものを用意した。
またもや、中華基板。
40Vまで昇圧できると謳い文句のやつ。
LM2787 は最大65V、100KHz スペック
実際に火を入れてみると、60Vまで半固定で上げることができる。
出力側のコンデンサは470u/65Vに交換済み。
テスト時に煙モクモク飛ばしちゃったからね(へへ
これを接続して、様子を見てみよう。
60Vではノイズまみれ!!
ここから徐々に下げていくと52〜3V付近で急にノイズが低くなる。
そこから少し下げた50Vを選択。
更に、100uHのフィルターとブリーダー抵抗の10mA負荷を付けた。
すると、あれだけ悩まされたノイズは皆無。
さてさて実食となり、ソースをかけると・・・・
マズっ!!!!
6N1Pのあの「難聴製造機」再来!!
orz ダメか〜〜〜〜〜〜〜〜
100V時のことをあれこれ思い出してみる。
脳裏に浮かんだのは、カソード電圧。
測ってみると0.6〜.7V ほどしかない。
1.7V ほどが掛かっていたはずなので、その付近まであげてみることに。
1KΩ → 27KΩ へ。
1.5V ほどにしてみた。
Trバッファ基板の各所調整を。
・・・・・・・
・・・・・・
・・わっ!抵抗が熱い!
・・・・
・・早く半固定回さないとまた煙が!
・・
・
あたふたと調整。
おぉ〜〜〜大幅に改善!!
中域が埋もれることなく音楽として成立している。
それでも少々低音過多。
ラウドネスかよってくらいの低音。
高音も少しばかりやかましく、落ち着きがない。
良かれと思い6N1P-EVを投入しているが、違いがあるのかと思い6N1Pに交換してみた。
そりゃそうだよなぁ。
同じだ。
今の状態ならクラシックを小出力で聴くには丁度いいラウドネス感。
70s、80sロックは低音過多で聴くに耐えない(個人的な意見どす)。
小口径のスピーカーなら面白く鳴るのかもしれない。
低生き方?
低域過多。
なんだから、入力コンデンサで低域カットしてみたらどう?
スマホで簡易計測してみると100Hz付近がボンついている。
特性は犠牲になるが。
1uF(MKP-赤コン):現状。
0.47uF(MKP-赤コン):割と良くなった。
0.33uF(MKP-黒DAYTON):低域はいい感じ。赤コンより高域の輝きは低い。
0.22uF(PP-緑NTK):高域の輝きは無く、ボンも抑えきれていないが、好みの音に近い。
容量を下げていくと当然、ボンつきも下がっていく。
以外だったのが、これまでハシにも棒にもかからなかった0.22uF(PP-緑NTK)がマッチしたことにビックリした。
この音響用ではないコンデンサが合うとは。
あの”やかましい”高域は鳴りを潜め、落ち着いた雰囲気を出せるものに変貌した。
バイオリン、フルート、ピアノ などのソースを入れて音の評価をしてみる。
いい響きだ。
楽器を楽器としてリアルに鳴らしている。
ボーカルも申し分ない。
小編成〜オーケストラ。
定位や広がりも良い。
奥行き感はソースにも依存するので評価が難しいが、なかなか健闘していると感じる。
ただ一点、音の抜けが良くない。
やっぱりPP-緑NTK なのか。
なんだかんだで本来はやっぱり100Vは必要な球なんだなと思いつつ、50Vほどでも周辺の部品選択である程度の矯正をしてみた。
完全不完全燃焼ブスブス燻っているDC-DCでのトライは、ここで終了。
結局、中華基盤のお世話になっちゃったし。
今回、初めての昇圧トライ。
欲を出して、ACスイッチングアダプタで100Vを作ろうと考えたのだが、どうも一筋縄ではいかなかった。
ネットで拝見する昇圧例は100Vを遥かに超えていたけどニキシー管用途が多かったのも、ノイズの難しさでアンプへの適用例が発表されていないじゃなかろうか、と勝手に想像して失敗を正当化してみる。
情けない・・・・
ちなみにLTspiceではこんなに良い特性。
でも実際は・・・・・
ボンボンボボボン〜〜♪
おかげで休眠してた0.22uF大活躍〜〜♪
ゲインを上げてくとこうなるけど・・・
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