何の気なしに、米国在住の友人と話をしていると・・・・・

■ ELEKTOR

話の中でアンプの話題になり、今 555のD級で悩んでいることを友人に伝えると、彼の友人に自分と同じ制作趣味の奴がいるから紹介してやると云われ、その方を紹介してもらった。
彼曰く、「ELEKTOR」なる雑誌に以前、似たような記事が出ていたと教えてくれた。

その記事は、ELEKTOR 2014 January & February。ちょうど1年前の号だ。
記事を見せてもらい。唖然・・・・・
キッチリ組まれている。
こ・・・こんなことが出来るのか~~~~。 その記事を転載できないのが残念なくらい。

記事から諸元を抜粋させてもらうと。
出力段は、MOSFET Nch 2個。
4Ωも接続できるよう出力段の電源を24Vにして、Trひとつで上下のMOSFETのON/OFFを操っている。
電源 15V(555)、24V(出力段)
出力 6.3W(THD+N=1%)、10.8W(THD+N=10%)
特性 11Hz~37.5KHz(-3dB)、21,5Hz~31KHz(-1dB)
THD+N 0.23%(1KHz: 1W/8Ω)
消費電力 0.8A (6.3W x2 /8Ω)
発振周波数 250kHz
音は、真空管アンプに近いらしい。

555の使い方もちょっと特殊だ。アナログ入力に5番ピンを使用していない。
2&6番ピン に定電流を与え、出力からのFeedbackを戻しながら、一定の電圧に安定させているらしい。
7番ピンはオープン。
そして、その2番ピンにアナログ入力を接続している。
このあたりの説明は、チンプンカンプンだった。

記事を読んでも、555周辺はハッキリ言ってどのような原理で動かしているのか分からない。
出力部分は参考になりそうだが、THD+Nがちょっと良くない感じがする。
500mVRMS で 0.5%。700mVRMSで2% となっている。
・・・・・・ちょっと酷くない?
555出力とSP出力のグラフをみると・・・出力段で歪みが増している。
F特の低域は、入力コンデンサの値変更で解決するのだが、歪みばかりは・・・

本基板の販売もしているようだが、購入するほどものでもないし。
ただPCBのPDFがWEBで見れるんだよね。両面基板用だけど。
とりあえず、時間を見て LTSpice でこの回路を解析してみるのが先かな。

ご興味のある方は、下記URLをアクセスしてみてはいかが?
残念ながら記事は見れません。定期購読という手しかない?
www.elektor-magazine.com/130144
さらに興味のある方は、Lab の記事もおもしろいと思う。
www.elektor-labs.com/130144

良く良く探したらIssue毎に購入できるようだ。digital版で。$8。
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ELEKTORの記事目次を見てみると、「トラ技」に近いものという印象。
「トラ技」よりも、具体的な作例が多くて楽しいかも。
定期購読か・・・・・触手が・・・・ムズムズ

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