GWの疲れが残っているらしくこの1週間、体が重い。
さらに眠い。
そして連休明け初めてのテニス。
自分のタイミングで打てるサービス以外はボロボロだ・・・・・
どうも思うように動けない。
対応力が鈍い。
連休明け最初の土日、どうやら「ゆっくり休め」ということらしい。
ということで。

 

■ むずかしいユニット
先日まで設定した状態がどうも気に入らない。
やたらブーミーに聴こえてきたので、隙間を開けたところから出ている低音を計算するとポート周波数が150Hz。
ドやらここがピークとなってブーミーになっているようだ。
特性画像を見比べると、150Hzが盛り上がり、それ以下がスパッと切れ落ちているのが分かる。
しかし比べない限り気づかない。

という訳で、この隙間を無くし、17Lの密閉箱で聴いてみる。

すると、バランスのいい音が返ってきた。
男性ナレーションの声もコモッた感じが無くなった。
8inchという口径に助けられてか、ダレ下がり特性でも低域は出ている感はある。
ただ、ウッドベースの重低音は不足だ。
1m離れると100Hzも危ない。
もう少し容量を足してバスレフにしたなら朗々と鳴るんだろうなぁ。
[スピーカー軸上30cm(正相)]

[スピーカー軸上30cm(逆相)]

[スピーカーLR中心 1m(正相)]

[スピーカーLR中心 1m(逆相)]

ただ、この状態でいろいろ聴いていくと、音声帯域での定位が悪い!
ヴァイオリンもモレなくだ。
音の広がりもイマイチ。
ツィーターの下を引っ張りすぎてクロス付近の位相がうまくいっていないのかもしれない。
クロス上げを挑戦してみるか!
ただ、むやみに上げても今度はウーハーの3KHz付近でのピークに悩まされそうだし、ようやくねじ伏せた感があるんだけど
今のままじゃぁ聴くに耐えんし。
設計をイチからやり直し・・・・
現在の特性、やっとイイところまでもってきたのになぁ。
またか〜仕方ないな〜〜〜

 

■ 再チャレンジ
箱が先か、ネットワークが先か、それが問題だ。
今問題にしているのは「定位」。
音的には不満があるわけではないので、これが解決されればイイだけである。

一旦、ネットワークをサラにして考えることにした。
これまでは総合特性を平坦することをターゲットにしてきたが、それでは解決できないということになる。
ユニットの癖をうまく捕まえつつ構築していく必要があるようだ。

これまでは、PCのネットワーク設定ツールでパーツの値の「当たり」をつけ、スマホのFFTで確認して微調整をおこなった。
今回は、初心に戻り「耳」を優先して値を決定していくことにした。
ツィーターはドライバーなのである程度予想がつく。
問題はウーファーだ。
こんな“かまぼこ”特性のものを扱うのは初めてなので、なにも知らなければ0.7mHあたりから探りを入れるのであるが、
ただ前回の設計情報があるので、おおよその当たりは簡単につく。

とはいうものの、やはりウーファーの特性を考えると、サブウーファーを足さない限り2kHzでのクロスは難しいようだ。
2kHzまであげようとすると、音声帯域を下げきれずに、そしてそれを抑えようするとネットワークが複雑化して・・・終わりが見えなくなる。
そんな都合からクロスは1kHz〜2kHzでツイーターはこれまでと同じ1uF〜2.2uFの範囲で決定することにする。
単純な6dB+アッテネータでウーファーとのクロスを考えていく。

定位を重点に置いて、コイルとコンデンサーを取っ替え引っ替え。
1.0mH・・・・・・・・
1.5mH・・・・・・・
2.0mH・・・・・・
3.0mH・・・・・
3.3mH・・・・
45uF・・・
30uF・・
25uF・
・・

結果
ツィーター:1uF MKP (6dB)/ 6.5dB下げ(3R9/6R2)
ウーファー:3.3mH + 25uF Film (12dB)
接続:逆相

の組み合わせで落ち着いた。
[スピーカー軸上30cm(逆相)]

[スピーカーLR中心 1m(逆相)]

いろいろな組み合わせを試しながら各音域での線の太さを聴き、バランスの良い値を決め手持ちの種類の異なるパーツ中から
吟味した。
不思議と定位がイイ組み合わせは広がりもよかった。

クロス部分(1kHz前後)が落ち込んでいるが、正相にしたり、この部分の特性を無理に平坦にすると定位がおかしくなることも分かった。
しかし理由はわからない。
ともあれ、シンプルなネットワークで出来上がった。
(簡単なものなのでネットワーク図は省略!)

ヤレヤレという感じである。

結構癖が強くHiFiでまともに使おうとしたら色々思案を巡らせないといけないユニットだ。
ただ、この手のユニットの割に価格が安く(仕上げは良くないが)、お手軽に同軸スピーカーを試せるという意味では大いに楽しめて、
音もそんなに悪くない。

 

この状態でしばらく固定させ、お次は、5Lほどの小さななバスレフ胴体を作って密閉箱の重低音不足を解消したい。
設計図はすでに頭の中にある。
頭と胴で合計21Lと小さい容量ながら4ポートで・・・・
なおかつ手持ちの材料で。
フフフ

水曜日!早く来い!
ワクワク

気分アゲアゲで、The「一杯」!

Comments are closed.

カテゴリー

最近の投稿

DIY AUDIO リンク

タグクラウド