ケーブルを換えたせいで、音のバランスが崩れてしまうという大ボケをカマしていしまった。
そんなで、ようやく「完成!」と思ったネットワークも再考の羽目に。
せっかく完成した「バスレフ胴体」の効果確認より先に、ネットワークの調整。

今のまま聴き続けるのはチョットいただけない。
ケーブルを発見、いや購入しなければよかったなぁ。
なんとか5月一杯に終わらせればいいか。
仕事の準備も終わらせないと6月からのスタートに間に合わないので、この数日間大忙しだ!
ローランギャロスも始まってるし〜〜〜
えぇ〜〜〜寝れないよう〜〜〜

 

■ コンデンサ新調

現在、在庫しているMKPコンデンサーは1uF〜10uF(赤コン)。
ポリエステルは 15uF。
これらを各値10個づゝくらい常備している。

ネットワークを調整していく際にツィーターにシリーズで使用するのはMKPのみ。
ポリエステルの15uF はウーファー側で使用している。
容量調整に15uFをパラって大容量にしたり、高域減衰補正にさらにMKP 群を一緒にパラったり。

ただ今回、今まで不要だと思ってきた 1uF 以下の容量が必要になった。
MKP赤コンは国内では1uF以下は売られていないようだし、Aliexpressに頼むと1ヶ月待ちだし・・・

こんなときは、ヤッパリAmazon様。
お願いすることにした。
「買い合わせ対象商品」だったので猫餌(高齢のため腎臓病予防の高いやつ)も一緒に。ポチっと!
購入したのは、あの「Parts Express」でも有名なDayton Audiio のMKPコンデンサ。
0.68uF と 0.33uF。
安くて懐に優しい。
ありがたい。

※0.68uFは既に使用中

 

■ ネットワークV3

コンデンサを取っ替え引っ替えしながら更には、構成やアッテネータも値を換えながら練りに練りこんだこの2日間。
ようやく、特性とともに音も納得のいくものが仕上がった。

やっていく中で、これまでどう頑張っても安定しなかった定位があっさり解決した。
なんと、ツィーター側が6dBではダメだったのだ。
なんの気なしに0.7mH を入れて12dBにしてみたところ、あの気持ち悪くふらついていたものがピタッと治まった。
一発目の値があまりにも良かったのか、その後1.0mHや0.5mHも試したが、コンデンサの容量や特性と相まって、最終的に0.7mHとなっている。

まずはウーファー側を、コイルやコンデンサの容量を換えて、より特性がフラットになるように調整。
それに合わせてツィーター側を新調することにした。

これもダメ、あれもダメと悪戦苦闘。
20時をすぎると音量的にお邪魔になるので、スイープを流しての特性測定は出来ないから、そこからはいろんな曲を流し、耳だけが頼り。
あれこれ、パーツを交換し、値をメモメモ。
翌日、測定してパーツを決定。
そんなこんなで、落ち着いたのがこの値。

ツィーター:0.68uF-MKP + 0.7mH(12dB)/ 0.5dB下げ(0R5/ナシ)
ウーファー:3.6mH + 17uF-Film (12dB)
接続:正相

ツィーターの値は、計算ではなく、ヒヤリングと特性測定を繰り返して得た結果の賜物。
コンプレッション・ドライバーなので机上どおりにはならない。
各値がチョット違うだけで、線が細くなったり、うるさくなり過ぎたり。

まぁ、なんとか5月中に片がついた感じでホッとした。
音楽を楽しめる音作りになってる。
この音ならしばらくは問題ないだろう。

 

■ 子豚のブーちゃん

バスレフ胴の4つポートはこんな感じに設計してある。
○:オープン
●:クローズ
Hz:ポート出力

[ ○ ○ ○ ○ ] 72Hz

[ ○ ● ○ ○ ] 62Hz

[ ○ ● ● ○ ] 50Hz

[ ● ● ● ○ ] 35Hz

72Hz はユニットのfs -10Hz に近いので盛り込んだ。
目標設定は、62Hz
50Hz が使い物になれば、それも良し。
35Hz は端から期待なし。
吸音材はゼロの状態での評価。
容量を犠牲にしたくなかったからなのだがフェルトを貼るくらいしてみても良かったかもしれない。

まずは 72Hz。
キレがいいブーストで量感もイイ。
F3 が72Hz近傍なので近接する周波数への影響が少ないのが功を奏しているのかもしれない。
ただ、50Hzはもとより望めない。
コントラバスの最低音域もそこそこでているのでクラシックもなんとか。
それ以上の音域で十分な音楽ではより楽しめる。
メタルや80’sポップスでは、ボリューミーに聴こえる。

目標の 62Hz。
72Hz のときよりはフラット感。
多少音量を入れられるなら、こちらがイイ。
F3 は110Hz強。
その近辺や高域のへの影響も感じられない。
なんとかコントラバスの最低音部やバスドラも処理している。
音量にもよるが50HzもかろうじてOKといったところだ。

あわよくばの 50Hz。
F3 は140Hz強。
低域の量感は思っていたより補強されているがどうだろう。
62Hz と聴き比べてしまうと物足りなさがあるが悪くはない。
密閉箱とは雲泥の差である。
低音が多目の80’sポップスなどでは少々抑えめで62Hzよりも好きである。
低音好きにはおすすめでない。

期待薄の 35Hz。
なかなかどうして。
密閉箱では埋もれていた重低音が聴こえてきた。
80’sポップスならこれもあり?と思わせるが、密閉箱 + α という低音不足感は否めない。
好みではあるが、クラシックでも物足りなさがつきまとう。

こうやって聴き比べていると、さすがは8inchだと思う。
こんな撫で方特性ユニットでも、十分な低域を聴かせてくれる。
今回の視聴では「目標の 62Hz」と「あわよくばの 50Hz」が目下の有力候補だ。

ところが特性を比べてみて見ると、シミュレーションどおりのラインにはなっていない。

<計測結果>

ポート出口から30cm&スマホ手持ちでのいいかげんな計測だ。
グラフでの差以上にヒヤリングでは顕著に違いが出ているところが、そもそも計測方法の間違いなんだろう。
もっと勉強しなくては・・・

 

はたして62Hzか50Hzか。
72Hzも含めて曲やその時の気分で切り替えていくのも面白い。
それにしても、あの「ポート塞ぎ」はなんとかしないと格好悪いだろう。
色も相まって、2つ塞ぐと左右が目で塞いだ真ん中2つが「豚の鼻」。ロボット、ブヒ〜〜。

所詮、20Lそこそこの箱。
密閉箱ではたかが知れているし。
もう少し容量を大きくして、ポートからの音圧を増やせばもっと良くなりそうだが、もうしばらく箱作りはイイヤ。
最終目標は、Transmission Line。
でももう年内そんな余裕はない・・・あるかなぁ?社長!。
夏はテニス優先だし・・・f(^_^!
冬は寒いし・・・当たり前。

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