2月の最後の書き込み後、尋常なき量の仕事が怒涛の如く流れ込み、パニックを起こしていた頭と体がようやく落ち着いてきた。
この2カ月間は、休日出勤あたりまえ、代休なし。
それでも終わりの見えない作業量に対して徹夜で応戦。
なのに・・・もう4月なのに・・・まだ仕事が残っている・・・花見が・・・流れていく・・・・
しかもこんな時に限って、思いがけないところでトラブルが発生する。いやはや何とも・・・
その対処にも時間を割かれ・・・社長~~~過労死する~~~~!

しかし一時の山は越え、少しづつ落ち着きを取り戻しつつあり、多少の時間も作れるようになってきた。
のでテニスを・・・・ところがどっこい
体が・・・動きましぇん!
肝心のあと一歩でボールに届きましぇん!
そして、すぐにヒーハー息切れ!
翌日には足腰が筋肉痛!
この2カ月ですっかり「運動不足のおっさん」になってしまった。
そういえば、心持ち腹も出てきたような・・・勘弁してくれ~~~
この鈍った体は、すぐに復活!とはいかないので徐々に戻すとして、
頭の方は、少しづつリハビリをしないといけない。

 

■ 不良在庫になってしまっていたDACキットの調理

ということで「やりたいことリスト」から簡単そうなものを・・・・
・・・で、目に入ったのが、eBayで購入しておいたDACキット。
たっぷり塩漬けされて成分が変わっているかもしれない。

白箱DAC改 系統のICを使ったものを物色していた頃、手ごろということで購入。
CS4398を使った、192KHz/24bit(SPDIF時)のもの。
ただしUSB経由は時代遅れのCM102S。ゆえに48KHz/16bit。

スペックの古さは否めないが、たしか¥4,000弱。もちろん中華ブランド。

内容物チェックは、到着時に行っているのでパーツ不足は無い筈。
dac-kit_parts
面実装パーツ(IC)はリフロー済みなので、上記パーツをハンダ付け。
dac-kit_pcb

ハンダ付けさえ間違わなければ動くのが分かっているので、気分的にすごく楽。
いつもならキットとはいえ、ひと捻り入れて制作するんだけど今回はリハビリだから極々フツーに。

 

■ CS4398 192KHz/24bit DAC完成

キットって、そのまま作るとあっけない。
あっという間に完成。
基板ができてしまえば、トランスと接続するだけ、もう使える。
バラックでよければこれで終了だもんね。
dac-kit_fin

電源は同時に購入したトランス。
こちらは、送料込 ¥3,000弱 だったと思う。こちらも「中華謹製」

トランスとACを接続するための「SW&FUSE-BOX」を在庫部品で制作。
こちらの方が苦労したかも。
面倒でも安全面には考慮しないとね。

 

■視聴

その前に軽く「暖機運転」。
人間様は燃料補給。

しばらく電源を入れっぱなしで、夕食&フロ、そしてテレビ。
その間、火を噴いていないか、噴きそうにないか、触って熱をこまめにチェック。
基板上のオペアンプ用の電源の7812がちょっと熱めなのが気になる。
7912は冷たいままだ。
他にもレギュレーターがたくさん積まれているので、プラス側はそちらにも供給していると思われ、
その分の熱であろうと推測できる。

さてさて、お楽しみはこれから。
比較はやっぱりこれまで使用してきた
秋月DAC改
FiiO-D3
白箱DAC改

●USBからの再生(秋月DAC改のみ)
-スペックこそ見劣りするが、音はそんなに悪くない。
-高域は本キットの方が抜けが良くハッキリしている。秋月DAC改はやっぱり高域が出てない?かも
-広がり感、響きはあまり変わりない。
-DEADBEEFで、これまでノイズが入ったり、その都度パラメーターを変更したりしなければ再生できなかった 192Kハイレゾ楽曲
 が設定変更なしに再生でる。
-無音時のノイズは無い。USBからの飛び込みノイズも抑えられているよう。
●SPDIF(Coax)からの再生(FiiO-D3、白箱DAC改)
(PCからはパルストランス経由のCoaxケーブル)
(再生は、Windows10/AIMP3)
-ハイレゾ楽曲再生時のノイズ発生はない
-192k/24bitまでのどんなレートのソースも再生可。
-音はクリア。
-期待していた通りの白箱DAC改 系統の音。

この基板、USB優先で、SPDIFはUSBが差し込まれていない時だけ動作する。
自動切替用のロジックICが入っていて結構うまくできている。

安いキットの割にはノイズもなく、使っているパーツも「小さな電解」を除けばそこそこのもの。
お得感満載。しかも送料無料。

最後にUSB機器にありがちなホスト側の認識問題の確認。
DACの電源ON/OFFを繰り返しても LinuxBeanが見失うこともなく毎回認識する。
スペックは旧式だが、結構使いやすい。

これなら気軽に聞けるなぁ。
箱入れして常設もいいかも~。
「FiiO-D3」、「白箱DAC改」、そして「秋月DAC」達は、お払い箱。かな?

今、考えるのはよそう。
せっかくのリハビリなのだから。

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