1年ぶりのポスト。
この1年間、何もやっていなかったというわけでもなく、ちょこちょこといろんな事を「つまみ食い」。
そんなだから記事にできるようなことがなにも無くて・・・
そう、例によって「ヤル気が続かない病」勃発。

さらに昨年末から始まった花粉。
投薬で眠い眠い。
鼻は詰まって呼吸困難。
鼻薬はやるが効き目が短く、夜中に息ができなくて目が覚める。
だからさらに眠い。
こんな生活も、GWが開けたころから、ようやく薬がいらなくなるまでになった。
と思ったら、寒暖差と暑さに慣れしていない体からくる頭痛。
まだまだ長いトンネルはつづくのか・・・

虚弱体質なこの体が恨めしい。

 

■ 小さな

かねてより興味があったが手を出さなかった Pi界隈。
DACと繋いで、MPDでネットラジオやCD自前リップのプレイリスト再生なんかいいなぁと。
現在、MiniPCの Linuxでできているので必要性を感じないし、Piのネット記事も背中を押してくれない。
しかも「赤ベリー」は、このところかなりお高い。
このお値段ならそこそこの中古のminiPC買っちゃうな〜

Pi界隈では「赤」だけでなく「橙」も有名だ。
「橙」も「赤」に比べて安いと入っても結構なお値段がする。
最近では下位機種も充実してきて、選択肢が多いようだ。
しかもAMAZONでも買えるようになっているようだし。
って、見てみたら、ものすごいお値段!!
円安?物価高?便乗?
もう、これは本家を見るしか無いということで、AliExpress を見てみると、割引実施中でお安い「橙」が出てくる。
その中から、「Zero3 2G」がお買い得のようなのでポチっ!
目的もないのに買っちゃた・・・・
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2週間ほどで手元に。


こんな感じのミニミニボード。

「橙」Pi のサイトでマニュアルとOSを一式ダウンロード。
http://www.orangepi.org/html/hardWare/computerAndMicrocontrollers/service-and-support/Orange-Pi-Zero-3.html

マニュアルによると、SDカードがなくてもSPIフラッシュからミニマムなOSで起動できるらしい。
ボードの生死確認にはもってこいの機能だ。
ということで、早速、USB-C にモバイルバッテリーをつなぐ・・・・・が、ウンでもなければスンでもない。
LED?全く光らない。

Aliさんあるあるの不良品か〜〜〜〜
結構な確率だからな〜〜〜〜
また「ヤル気が続かない病」が出ちゃうよ〜〜〜〜

ミニマムブートは諦めて、SDカードにOSを入れて確認してみることにする。
花粉の地獄から開放されているので、今回はこんなことではめげない。

microSDのみ使用可能で、さらにはメーカーの規定(おすすめ)まである。
マニュアルには、”メーカーは迷わず SanDisk にしろ”と。
写真には16GBの容量。
その下には、「これらは動かないよ〜〜〜カードの数々」。
しかし、手持ちのMicroSDカードは「KIOXIA 64GB」のみ。
海外のサイトでは128GBでも問題ないとの情報もある。
256GB大丈夫という情報も。ホントか〜〜〜〜?

試してみないとわからない、ということで、マニュアルでおすすめしている「balena Etcher」linux x64版をダウンロード。
ZIPを解凍して、その中の balena-etcher をダブルクリックするとFlash書き込みツールが起動する。

microSDをPCへ差し込んで、balena-etcher を起動。

「Flash from File」を押して、OSイメージを選ぶ。
Armbian_23.08.0-trunk_Orangepizero3_jammy_current_6.1.31_xfce_desktop-1GB-2GB.img.xz

「Select target」を押して、USBディスク を選ぶ。
くれぐれも、他のディスクを選ばないよう注意する。

「Flash!」を押すと、書き込みが始まる。

とっても、お手軽なツールだ。

サクサクっと書き込んでいく。
イイ調子。
Velification も100%で終了。
完了〜〜 と思いきや次の瞬間!エラーメッセージ。

調べてみると、このトラブルには”OSイメージが壊れている”や”権限不足”という回答が多かった。
”権限不足”は、balena-etcher 実行時にパスワード求められるので、内部でsudoしているだろうと推測。
”OSイメージ”は、チェックサムも大丈夫なんだけど、念の為、再ダウンロード。
そして、先程の手順を踏んで再開。
でも、やっぱり同じエラー。

Windows版もダウンロードして、同じように焼いてみるが、結果変わらず。

試しにその「エラー microSD」 を 「橙」な Pi Zero3 に差し込んで、電源を入れてみる。
すると、どうでしょう、赤いLEDが点くではありませんか!
おっ!これは! ボードは、生きているんじゃないか!
期待が出てきた。

それではということで、方法を変えて、コンソールからdd(Linuxコマンド)での焼き込みも試してみたところ、エラーは出ないが、「橙」が起動してこない。
balena-etcher と同じ状況。
balena-etcherは、エラーを出してくれるところが親切だ。

どうにも八方塞がりである。

64Gという容量がいけないのかもしれない。
しかし、他に手持ちはない。
なにかないかと家探し。
小間物を入れている引き出しをひっくり返してみると、ボールペンやら鉛筆のトレイの中に8GBの microSD 発見!!
Class 4。
ADATA製。
使えるかどうか不明。
恐る恐る、PCへ接続・・・・・・
中身は、何かのboot用。
フォルダを作ってみると問題なく新規フォルダが出来上がる。
ひとまずロックなどかかっておらず使えそうなので、「balena Etcher」で焼き焼き。

遅〜〜〜い!!1〜3MB/s単位でしか進んでいない。
KIOXIAのときは、最大33MB/sくらいだったから、約10倍以上時間がかかるってこと。
ということで、焼き上がりまで、コーヒーブレーク。マンガ読みながら。
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マンガを読み終わった頃に確認すると・・・・・・
orz

ダメだ〜〜〜〜

ここで、ディナーブレーク(ディナーと言えるものではないが・・・)。
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気を取り直して、別のOSイメージを焼いてみることに。

Orangepizero3_1.0.0_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.4.125.img

これが、メーカーオリジナルのようなので。

8GBはカメなので、しばしのご歓談を。

TV番組が終わったので確認しに来ると。
Finish Complete!だってさ。

Finish Complete! なら、「橙」に挿して、いざ起動!
ボード上のLEDのランプが赤から緑の点滅に変わっている。

いけるか!ワクワク。
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画面が暗いままなので、やっぱりだめか〜〜〜とよくよく見たら、左上にLinuxの小さなアンダーバーカーソルが表示されていた!
ほどなくして、xfce が画面一杯に展開。

バンザ〜〜〜イ!バンザ〜〜〜イ!
ボード生きてる〜〜〜!
SPI Flash が焼かれてなかっただけなのカナ?。
「The 中華品質」

Chromium を起動し youtube を再生してみた。
720 は、再生が追いつかずカクカクして音声もとぎれとぎれ。
480 にすると、画面は粗いが、音声は途切れない。
これが限界のようだ。
1時間ほどこの状態で様子を見ていると、CPUやメモリ、LANトランシーバがかなりの発熱。
ヒートシンク必須のよう。
専用のヒートシンクキットが出ているので検討の余地アリ。
ひとまず、気休めに小さいものを付けておく。
しかし、この大きさだと、結構熱くなる。

もう少し大きめのものを物色して付けてみた。
廃棄マザボからの SGDs ヒートシンク。

この大きさになると結構効果があるようで、温かいというレベルまで温度を下げてくれる。
スマートじゃないけどね。
固定もできてないし。
となるとやはり、専用のヒートシンクキットが気になる。
ポチってないよ。

それにしても、64GBのmicroSDが焼き焼きに失敗するのは、容量の問題だったのかな〜〜〜?
SDXC じゃだめで、SDHCならOKとか。
マニュアルの「ダメリスト」には、SDHC のものもあるし・・・。

まぁ、試しに AMAZONで「KIOXIA 32GB」を頼んでおこう。ポチっ。
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アサ〜〜〜(って漫画キャラクターのギャグ知ってる?谷岡ヤスジ)
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翌日昼頃「KIOXIA 32GB」到着。

8GB と同じように、
1)まずはこれから焼いてみる。
Armbian_23.08.0-trunk_Orangepizero3_jammy_current_6.1.31_xfce_desktop-1GB-2GB.img.xz
結果は、同じエラー。

2)お次は、こいつ。
Orangepizero3_1.0.0_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.4.125.img
結果は、OK!
「橙」も起動する。

3)お初のこれは、
Orangepizero3_1.0.4_raspios_bullseye_desktop_lxde_linux6.1.31.img
結果は、OK!
「橙」も起動する。
これは、「赤」のやつの移植版だね。
KDEで動きも軽快。
ちなみにこれを8GB-SDに入れてみたが、メニューやウィンドウ開くときにひと呼吸ある。
さすがに、Class4ではきつそうだ。

安定して焼けた2と3の OSイメージを64GBに焼いたらどうなるのか。
安心してください。
入ってますよ!
ということで、
この2つは、64GBでも問題なく焼け、「橙」の起動も問題ない。
というより、32GBより軽快に起動し、操作性もいい。
Orangepizero3_1.0.4_raspios_bullseye_desktop_lxde_linux6.1.31.img
Orangepizero3_1.0.0_ubuntu_jammy_desktop_xfce_linux5.4.125.img

速度は、SDHC と SDXC の差なのかな。

心残りは、「橙」Pi Zero3 用の他のOSイメージが使えないということ。
他の「橙」シリーズではSanDisk 32GBへ書き込みできて動作してるというのを見つけるけど。
Armbian_23.08.0-trunk_Orangepizero3_jammy_current_6.1.31_xfce_desktop-1GB-2GB.img.xz

それとも、本当に SanDisk じゃないからダメなのか!

あれこれ探し回っていると、armbianのオフィシャルページに「橙」Pi Zero3 向けのものがアップされていた。
https://www.armbian.com/orange-pi-zero-3/
とりあえず、ダウンロード。
Armbian_community_25.8.0-trunk.8_Orangepizero3_noble_current_6.12.23_gnome_desktop.img.xz.
コミュニティー版でGNOMEになってる。

チェックサムできちんとダウンロードされているか確認して。
とりあえず、焼いてみる。GO!
ハイ。
期待は裏切りません。
調子良く進むも、やっぱりダメでした。

とりあえずここまで!
64GB SDは、vfat32 でフォーマットして、いつでも使えるようにしておこう。

まぁ、動作確認もできたことだし、これでいいんじゃない。

ところでこの「OrangePi Zero3」何に使おう。
技適と通ってないから、WiFi、BT はドングル買わなきゃ使えない。
据え置きなら有線LANでもイイけど。

ゆっくり考えよう。

 

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