今日は、寒さと雨のダブルパンチ。
いきなり寒くなって、つい数日前まで半袖だったかと思えば、もう上着がないといられない。
更には、このところ毎週末「雨」。
心なしか、喉も痛い。
昨日のニュースで、インフルエンザ流行と云っていた。
ワクチンもそろそろ視野に入れておかないと・・・
帯状疱疹のワクチンも打たなきゃいけなかったんだった!!
忘れてた。

すでに花粉の薬も飲んでるし。

もう「薬」漬け。

 

■ 6N24P

すでにこの球を使ったヘッドホンアンプを数台作成し、とてもいい仕事をしてくれている。
その正体はというと 6N23Pのカスコード管。

6N23P といえば、かのアンプ球として有名な 6DJ8の互換球 である。
特性や内部の見た目はそのままで、ピン配列が異なるため、人気がない。
しかも、内部のシールドが片方のグリッドに接続されているので、純粋に3極管x2 として使うには難のある球。
出てくる音は、中域の張り出し、音の滑らかさ、楽器の自然さ 等々 6N23Pと全く変わらず、とても気に入っている。
しかも、お安い。

ロシア管から目を移すと、互換球として 6FC7、ECC89 がある。
機会があれば使用してみたいと、虎視眈々とネットを狙っている。

<写真はeBayの出品写真から拝借>

それ以外にも、ピン互換として 6N14P、 ECC84 がある。

<写真はeBayの出品写真から拝借>

見てわかるように、中身は全く別物。
μも6N24P より10くらい低い。
ヘッドホンアンプ用途なら意外と使いやすいのかもしれない。
6N24P からの安易な球転がしは難しいかもしれないが、これらも機会があれば試してみたい。

 

■ SRPP

6N24Pのテストベンチ用の基板を「切り出し方式」でさくっと作ってみることにした。

基板にマジックで、削る部分を書いて、あとはPカッターで”ゴリゴリ”。
部品が少なくパターンも大きいため、老眼でも比較的楽な作業。
部品をハンダ付けすれば「完了」。

専用の基板だから、スッキリ。
配線に間違いがないことを十分確認して、本体と接続。

各所の電圧を測り、問題のないことを確認。

さて、イヤホンを差し込んで視聴。
右から音が出ない!!!!

ピンの汚れかと思い、他の球と交換しても変わらず。
球をグリグリやっていると、時々音が出る。
なんてことはない、球ソケットのハンダ浮き。
老眼だからなのか、見てもわからない。
一応ソケット全体をハンダし直して、完。

電源を入れると「サー」ノイズが出ている。
ボリュームを上げても、ノイズの大きさが変わらないので、入力由来では無さそう。
アースのどこかなのか。ヒータなのか。
ただ、ヘッドホンで普通に音楽を聴く際には、全く目立たない。
高感度イヤホンならではの気になるノイズ。
ATH-AD1000 ですら、かすかに聞こえるくらい。
許容範囲である。

聴こえてきた音は、尖ったところはなく、低域豊か、音の粒もハッキリ。
いつもの安心感のある音。
ATH-AD1000 との相性は抜群。
DEVA-Pro に替えると、広域は少しおとなしくなるものの、傾向は変わらない。
どちらのヘッドホンでも長時間聴いていられる。

6J2P+12BD6 SRPP は、高域が少々強く、低域ガッツリ。
一般的に「ドンシャリ系」と言われるような元気さがあった。
楽器らしさは、出口(スピーカー)にお任せって感じなので、スピーカーやヘッドホンを選んでしまう。
使用する部品を替えて追い込めば、それも修正していけるだろう。

それに比べて6N24Pは、一変しておとなしく上品に感じられる。
使用部品も特別なものを使用しなくても出口をあまり選ばず楽器らしさを表現できる、作るのに楽な球だ。

すでに出来上がっているバッファ基板有りきで構想を進めてしまったため、制作過程でいろいろあったが、このテストベンチを制作して正解。
先に制作した 6J2P+12BD6 SRPP基板から、さくっと交換できて、すごく楽だった。
当初の計画では、各球基板ごとにBOXに入れて・・・なんて考えてたけど、面倒で・・・・・

多少、計画が変更になったけど、ヘッドホンも安心して取っ替え引っ替え得できてメリット一杯。

6N24Pがいつもの音で安心できたので、お次は、6N23P系のピン配列の基板を作ってみよう。
このピン配列なら、手持ちの数種の球が使えて楽しそうだ。
以前バラックで試したとき6N2Pは結構いい音したからね。

「一杯」をやらない人間の夜は長い。

 

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