■ 灯台下暗し

1ヶ月ほど前、荷物部屋奥の段ボールに収めていた「S-F21-W」を引っ張り出してきて、1台+コンプレッションドラバーという構成に変更しネットワークをあれこれ考察した

その際、そのネットワークの構成に普段あまり見かけない方式を採用した。
network_fin[最終的に落ち着いた値]

また、自分としては、良く利用する回路なのだが実際のところその仕組みはよくわかっていない・・・とも書いた。

その後、「一杯」入れながら、真剣に(?)ネットを漁っていくと、その解説が思いがけないところに転がっていた。
何かと愛読させていただいている「ESP」のサイトにそれはあった。右バナーからもリンクしてあるのに・・・
掲載されていた場所は、「Article」というカテゴリの Technical Document。難しそうな内容のためいつもパスしていたコーナーだ。
Article
Serial vs. Parallel Crossover Networks – Are there any real differences
?

通常、巷で見られるネットワーク回路を組む場合、TWとWFの回路を分離させて個々に値を設定する方式、これを「パラレル方式」と呼ぶらしい。
それに対し、今回の一般的でない回路は、「シリアル方式」と説明されていた。
また、12dBだと思っていたものは、実は6dBと等価であること云うことも分かった。

このドキュメントでは、12dBネットワークにおいてシリアル方式を使うメリットはあまりないとのこと。
計算/設定が難しい上、Bi-AMP、Bi-Cable 形式がとれない事もデメリットだとある。

値はと云うと、コイルは半分x2、しかしコンデンサは 2倍x2 となり、音響用フィルムを使用するとなるとそれだけで高価になる。
その分、コイルが安くつくからトントンかな???
もとよりそんな高価なコンデンサやコイルは使った事は無いからイイのだが・・・・

さらに、TW/WFに共通する値である必要があり、いろいろ考えていくと、ものすごくユニット選択が難しい方式だと云うことも分かった。
ドームTWなどではfo付近のレベルが上がりがちなものが多いので、「12dBシリアル方式」で対応させようとなるとカットオッフ位置が問題になる。
“TWを立てればWFが立たず・・・” になりかねない。
クロス値次第になるが、上の方でカットオフを考えた場合、ディッピング回路が必要となるような高域にピークのあるWFでは、設定がちょっとでも甘いと位相がクルクル、TWへの悪影響が心配になる。
こんな苦労をするくらいだったら、「パラレル方式」でシンプルに考えた方が何倍も「楽」である。
しかし悪い事ばかりでなく、アンプから見たインピーダンスがクロス部分においても一定になるようで、また、スピーカのインピーダンス変化によるクロス位置のレベル変動が無いと云う事は大きなメリットだろう。

アナログの世界ではシミュレーション上で差が無くても、出てくる音が違うと云うことは多々あること。
今回のように音の通り道が「パラレル」と「シリアル」では明らかに異なる、その影響はオカルトと呼ばれるものより信憑性が高いはずだ。

S-F21-W + コンプレッションドラバー のケースでは、クロスを1KHz付近に設定し、LRとBWで12dBで計算、納得のいく音にならなかったので値そのまま「シリアル方式」に変更。
結果、12db->6dBとなったが、カットオッフが低かったため、少しの調整でイイ結果が得られたと云う感じだ。
さらに、コイルによって音の変化が顕著に表れたのも、“あの響き”は“コイルがTWに与えていた影響”だったのかもしれない。
だとしたら「シリアル方式」は、けっこうおもしろい。
そう云うところも含めて興味深い回路だと思う。

 

■ シリアル6dB

12dBでは複雑な「シリアル方式」も、6dBであれば計算はBWなどで行っておいて、その値を中心に調整していくと云う手順がとれそうだ。
コイルもコンデンサも「パラレル方式」同様、値がかなり自由になるので、-3dBでクロスさせるか-6dBにするか、ユニットとの兼ね合いを見ながら探ればいい。
組合せは少ないので複雑にもならなない。

今回、「ESP」のドキュメントで形式の違いが分かったのと、多用していたものが6dBで、それであればこれまで通り比較的簡単に扱える事が分かった事は大きな収穫だった。

「シリアル方式」みたいな馴染みの無い回路を直に感じる事が出来るもの「自作」ならでは。

 

■ 奥様曰く

自部屋を特に閉ざしている訳ではないというより開けっぱなしなので、奥様が頻繁に出入りし、掃除(掃除機ゴーゴー)、洗濯物・・・Gパン、寝巻 の回収、ひいては行動チェック・・・などなど、持ち帰り仕事をしていてもお構いなしだ。
大抵、BGMとしてはいささか大きめの音量でWebRadioをこのスピーカから流しているのだが、
“この部屋ではイイ音聴いてエンジョイしてるわね。リビングは何時になるのかな?”
声色は明るいが、プレッシャーを掛けてくる。

これから、11月~来年1月にかけて仕事が忙しい。

いつ時間があるって云うんだよ~~~~
残業でテニスもできなさそうなのに~~~
(“暇さえあればテニス三昧だったでしょうに”と聞こえてきそう)

なに!週一回はテニスの相手をしろ?
まぁ、奥様の健康を鑑みるとそれくらいはしないといけないか・・・・
でもそのあと持ち帰り仕事だよ~~~

仕事 -> 酔払い -> 爆睡・・・・の毎日になりそうな気配。

はたして、来年始は「おせち」は大丈夫か!
禁断の「通販」に手を出すか!
乞うご期待!

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