■ USB DAC 付デジタルアンプ

忙しさも一段落、落ち着きを取り戻してきた。
この季節、空き時間が出来たら即テニスといきたいところだが、どうも仲間内でスケジュールが合わない。
他のメンバーも「年度末セール」で忙しい?
3月4月はスケジュールの都合が付かず、いつも欠席ばかりしていたから、もしかしたら今、総スカンを食らってるのか?
イヤイヤ、そんな連中ではない・・・・信じてるゾ~~~。
今年は花粉の症状もすごく楽で、体調はすこぶる絶好調なんだから。

そんなんだから、時間と気力を持て余し、そうするとどうしても何か色々考えてしまう。
自宅のデスク回りも気付けば、仕事の道具は片付き、すっかり工作モード。

例の555 のD級回路のシミュレーションに取りかかろうと思ったが、なんだかその気になれず、デスク周りをあれこれ見渡すと・・・・・あまり使用することの無い「ヘッドホン用USB-DAC」が目に入ってきた。
会社から引き揚げてきた、「秋月のUSB DAC付きデジタルアンプ」。
USB-HDph

そういえば、これって、デジタルアンプ付だったよなぁ。
DAC ばかりに目が行っていたらから気にもしていなかったが、これを使えば簡単にデジタルアンプの音が聴けるじゃないか。
しかも、DAC 部はともかく、アンプは高音質という評判だし。
(※DAC+NE5532 バッファはイイ音になるよ。作例
しかし、このデジタルアンプ 「Class-T」となっている。
Class-T がなんであるかは疑問だが、データシートでは、“Class-AB のクオリティでClass-Dの効率” と書かれている。
Class-Dの亜種???。

出力:10W
THD+N も素晴らしくイイ。

ひとまずこれを聴いてみよう!

 

■ 実食!

まずは、電源の用意。
電圧は12V。
電源投入時2Aほどになるらしいのでそれに耐えられるくらいの・・・・余裕を見ると4Aだよな。
そんな都合のイイものがある訳が無い。
廃棄処分したMebiusノートのACアダプタとLM350でサクッと工作。
ACアダプタは3A ほどだが、ひとまず起動時にACアダプタがシャットダウンしなければイイ。
AC-adapter

 

例によって「Pカッター削りだし基板」
パーツは全てストック(不良在庫???)品。
LM350_01LM350_02LM350_03回路図:左側がINPUT
半固定を調整して、おおよそ12V強に設定。

5.6Ω のダミー抵抗を繋いで電圧の変動を確認。
2A ほど流しても、0.2Vほどしか下がらない。
なかなかやるじゃないか、「MebiusノートのACアダプタ」。

つづいて、基板の下準備。
アンプ入力部をDAC 部と切り離さないといけない。
表面実装のパーツをいじるので、老眼にはツライ作業だ。
ジッと見てみるが・・・・やっぱり小さい!
テストだし、面倒だから切り離さずに、コンデンサのIC 側に直付けすることにしよう。

次に入力の引き出し線(RCA)の作成。
スピーカー出力端子線の作成。
下準備終了。
cables

さてさて、電源を繋げて、入力/出力の引き出し線を繋いで完成。
TEST_01 input
入力にはコンデンサを結線。
コンデンサは実際に組むことになっても必須アイテム。

さてさて、PC の音源に繋いで・・・・・電源ON!
わおっ!ビックリした!
物凄いPOPノイズ。
ドライバーが壊れるかと思った。
DEPOP回路は内蔵ナシということか。

それでは今回の本来の目的の確認。
いつものインターネットラジオを聴いてみる。
おぉぉぉぉぉぉ~~~~~~!
スバラシイ!
評判通りのイイ音じゃないか!
物凄く「クリア」。
パンチもある。
ヒスノイズは全く聴こえない。
電源OFFの時のノイズは無い。

これは使わないとチョット勿体ないぞ。

アンプとして組み上げてあげよう。

先の1台は、DAC専用機にしてしまったなぁ。勿体ないことをした。
かといって今さら解体する気にもなれないし・・・・まぁ、あのままでもいいか。

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