今年もラ・フォル・ジュルネの季節がやってきた。
ということはGW!
前売りの時から曲目を物色。
でも今年は聴きたい曲があまりない。
それもそのはず、今年は「UN MONDE NOUVEAU(モンド・ヌーヴォー) -新しい世界へ-」。
そう舞台は「フランス」。
普段聴かない作曲家だらけだけに演奏会でならと思っていたが、去年で懲りた奥様は首を縦に振らない。
よくよく聞けば、3〜5日と予定が既に埋まっているとのこと。
更には、“3日は車出しあてにしてるから!4、5日はラ・フォル・ジュルネ行っていいよ!”の一言。
2日間自由な時間が取れそうなので、GW前に届いたスピーカーでも作るか!
まぁ、そんなこんなで、今年のラ・フォル・ジュルネはお流れ〜〜。


■ 同軸スピーカー

4月に入ったにもかかわらず、このところ仕事も落ち着いていて帰宅は早い。
3月にサウンドハウスさんへ注文しておいたスピーカーがGW前にようやく届いた。
2ヶ月待ちだ。




注文生産なんだろうか?と思わせるほど。
しかし届いたお品の1つは、フレームの黒塗装が剥がれていたり、取り付け部分の縁パッド(スポンジ)の貼りがずれてたり。
どうみても中華品質というより、検品でハネろや!ってお品。

まぁ、それでも返品無しで、とりあえず音出し。「イイお客」というより、もう2ヶ月待てないだけ。
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ステージモニターに使われるスピーカーのユニットなのだが、コリャ凄い。

ウーファー部は「ドかまぼこ」ライクな特性の音。
低域全く出ず、音声帯域がやたらとハッキリ。
ツィーター部は、なかなかイイ。コンプレッションドライバーらしく力強く美しい響の音がしている。
パワーを入れる用途で使用しないので、結構下まで使えそうだ。
キレの良いユニットのようなので料理次第かも。
それにしても、両部とも能率が高い。
特性表が無いのが残念だが、どうせどこかのOEMもしくはどこかへのOEM商品。
ならば、ググれ〜!というわけで、
ネットで探していると、ホー!全く同じフォルムのスピーカーを発見!

「SP-308CX – PA Coax Speaker」Monacor Danmark A/S のもの。

多分、これと同じだろう。
バスケットの形状、ターミナル、TWの裏蓋、コーン、エッジなどなど。
どこからみても同一品だ。
スペックは、
150 W (bass) / 50 W (tweeter)
95 dB (bass) / 105 dB (tweeter)
f3-3,000 Hz (bass)1,000-22,000 Hz (tweeter)
80 Hz (bass), 700 Hz (tweeter)
Qts:0.36
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能率95dB!
fsが80Hz!?

小さいが、特性表もついてる。
どれどれ、と。
ん!? 100Hz〜500Hz の縦線の勘定が合わない。一本多い。
間引いて額面通りだとして200Hzからだら下がり。

Qtsは0.36だから、そこそこ大きな箱にしないと低域を伸ばせない?。
せめて50Hzくらいまでは確保したいけど、そもそもfsが80Hzだから、とんでもなく大きな箱?
バスレフならポート50Hzでf3をなるべくfsにかぶせるように容量とポート容量で調節する手もあるが、
カットオフを伸ばすとエネルギーが不足の「中だるみ」が気になりそうだし。
バスレフでも結構な容量が必要になりそう。
だからといって70Hzくらいで手を打つのもシャクだし。
そもそも大きな箱なんて置く場所がない!
コンパクトな箱でなんとかしようとしても、この特性じゃまともなことをやってたら低域はでないよな〜〜
ハァ〜〜
SP-308CXと同じということを信じ、見切り発車。発射〜オ〜ライ〜。NKかョ!


■ 箱構想

スピーカーが届くまで、どんなハコにするかあれこれ悩む。
「一杯」入れながら、広告の裏にフリーハンドでハコの絵をいたずら書きしたり。
「待ちの時間」一番楽しい時間だ。
ただ、現物をみてぶっ飛んだ。
思っていたよりも大きい。
ずっと触ってきた6inchクラスより、ちょっと大きいくらいだろうとその感覚でいた。
しかしあらためて8inchはこんなに大きいものなのだと再確認。
2inchの違いでこの差だ。
10inchなんてどんなだろう。うちにはいらない子だな。
八角形のフレームと相まって、「The スピーカー」と云わんばかりの存在感。

さらにこいつは、とにかく重い。
持ち方を考えないと、片手で持つと落としてしまいそうになる。
そして同軸なので奥行きもある。
考えればスピーカー2つ分なのだ。重いわけだ。

ちょっとしたダンベル代わりにもなりそう。
この寸法に合わせたハコとなると・・・・・
部屋に置けない・・・・・かも。
不安がよぎる。

[長考:考えること2週間]
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そうだ!「首」と「胴体」を分けた設計にしよう!
首部分にスピーカーを設置して、胴体部分は容量稼ぎ&バスレフなど、いろんな方式が試せるようにするとイイかも。

世の中、既にGW直前。
にわかに奥様が慌ただしくなってきた。3〜5日の準備をしている。

自分は1日だけの「足」なのでお気楽だ。
どんな感じにするか構想を練りつつ、倉庫の木材チェックをしたところ、使えそうな板は、30cmx90cmx14mm のMDF が3枚。
しょぼい・・・
これだけでは胴体は無理。
板を買ってくるか!
かと云って、胴体を作っていてはGWで完成できないかもしれない。
なので、これで作れる最大限の「首」をこの材料から計き出す。
胴体接続用の底が抜けている設計でOK。
それでもどうやら四角い箱は無理そうで、奇しくもこんな変な形にせざるを得なくなった。

容量は計算上17Lほど。(きちゃない手書き)
大きな胴体は無理だが、倉庫の端材で5Lほどのバスレフポート胴を作ってGW中に楽しめそうだ。

最終目標はTransmissionLine、40Lほどの胴体で音道を作りたい。
何時になることやら・・・

このGWでは、首とネットワークの作成に絞り込むことにする。


■ さらし首の制作

なんだかんだで、GWも後半。
前半は、仕事で時間を取られてしまった。
そもそも土曜休みじゃないし・・・・こんな時に限って持ち帰り仕事で・・・ブツブツ

憲法記念日の今日、奥様送ったあとでようやく作業開始。
MDFのカットは、ものの30分ほどでサラッと終了。
この暑さでの外作業はつらい、ヨユーで冷コ飲んで一息つく。
次は穴あけ。
これが辛かった!
糸鋸でチマチマと削っていくのだが、14mmの板厚は半端じゃない。
90°切るのに必死の15分。腕が〜!腰が〜!足も攣る〜!
休憩30分・・・・テレビ見ながら休憩。
そんなんだから1つ穴開けるのに3時間。
もう1つ開けるなんてもうだめ!
今日は打ち止め。
すにで筋肉痛で腕が痛い。
ジグソー欲しい〜〜。ルーターがイイ〜〜。

穴あけの済んだ1つだけをとりあえず組み上げて。
<写真撮り忘れ〜〜〜>
所詮お試し箱みたいな感じだから、ボンドを流してコーススレッドでネジ止め固定。
乾くまで1日待ちましょう。

そして翌日の「みどりの日」も結局奥様を送る羽目に。
それでも、朝早かったから1日まるまる作業に使える。
また、あの難儀な穴あけ・・・・今回は2時間ほどで完了。コツを得た感じ。

そして組み上げ。
なんだか、あのお笑いマジック、ナポレオンズの「回る首の箱」に見えるのは自分だけ?
2つ分の箱。

ボンドよ早く乾け〜〜〜〜!

いよいよ、ボンドの乾いた?!「こどもの日」。
そわそわしながらスピーカーの取り付け!
設置完了!重た〜〜い。

ネットワークは、仮とはいえ「だらしない組上げ」。
ダリの時計のように流れ垂れてる。芸術作品〜。
これまでもこんなテキトーな感じでやってきたので気にしてない。

とにかくネットワークを決めるには時間がかかる。
特性表を信じると、まともなネットワーク計算は通用しないから、何処をカットオフにしたら特性ラインがどうなるかを
チマチマ書きながら、その各周波数を元にネットワークの値をトライ・アンド・エラーで決めていく。
特殊な特性のため幾度となく、部品や構成を換えいじくり回すこと2日。
ようやくこのユニット単発でのHiFi用途として使えるところくらいまでに落ち着いた。
このユニットの本来の特性を活かすとしたら、ウーファーを持ってきて、低域はそいつにまかせないとまともにならない。
しかし、こんな高能率の8inchスコーカーに合わせるウーファーって・・・・12inchですか〜15inchですか〜
我が家は、そんな暴挙はできないのでネットワークで押さえ込む。
ツィーターはドライバー&ホーンならではの特性なので、コンデンサ一1発の6dBでクロス付近まで下げる値を模索する。
10KHzの山を押さえ込むようにディップ回路も入れてみたが、大人しくなりすぎてしまう。
このスピーカーは、これあっての個性なのかな?
せっかくのハキハキも丸くなる感じがした。
結局、コンデンサ一1発のみでいくことに。
そしてそこからアッテネータで全体をクロス地点まで下げる。
最終的クロスはおよそ、1KHz強。
一番視聴に影響の出そうなところだが、スムーズに繋がっている。
紙上の線引きではウーファー部は85dBほどに。
ツィーター部は、少し控えめにして83dBほど。視聴上これが良かった。

耳やスマホのFFTとWebのネットワーク計算ツールを駆使して特性を試行錯誤する。
いつもの音作り同様、ピアノ、バイオリンなどの弦楽器をメインに。
最近では、フルートもそれに加えて、ネットワークを落とし込む。
一番好きな楽しい時間だ。
FFTをみていると、低域はあの特性表通りということがあらためて確認できた。

最終的には、200Hzを頂点にして若干の右肩下がりにしておいた。
バスレフにした際に100Hz〜200Hz 付近の中だるみ分を担保しておく勘定だ。
低域特性は胴体部分に依存するが、今回胴体部を作っている余裕が無くなったので、まずはお手軽の底板+前上げ20mm。
左右に隙間が開くように設置。
<写真は後ほど・・・・>


■ 総括
全体的にキレがあって気持ちがイイ。
ウーファーが元々能率が高くキレがイイいので、それをそのまま活かせているようだ。
気になる低域だが、視聴上ではボリューム感たっぷで包み込むように鳴っている。
8inchの威力かもしれないが、6inchとは比べ物にならない力強さだ。
こんな小さな箱で、隙間をチョット開けただけの状態で、これだ。
100Hz以下のレベルはほんとに低いので、ウッドベースの50Hzはかすかに響く程度であるが、それでも現段階ではチェロの低域は素晴らしい。
オケの雰囲気の再現において、胴体作りでもうひと波乱ありそうだ。
ツィーター側は83dBほどで手を打っているが、レベルをもう少し上げるかどうか悩んでいる。
上げると、チョット特殊な特性なだけに、曲によってはアレっ?って思うことも出てくる。
「一杯」飲まずに、真面目にこんなことをしたのは何時ぶりだろう?

高校生時代も8inchを使っていたが、こんな高価なものではなく、お小遣いで買える2000円/ユニットほどの安物をちょっと大きめの密閉箱に入れて楽しんでいた。
合板は今よりずっと安かったね。コンパネばかり使っていたけど今の半値以下だったかな。
ネットワークの知識はもちろん箱の知識も無く、ただ仲間でワイワイ言いながらの調整。
時間はたっぷりあったし、詰物したり外したり、ツィーター(当時はコーンツィーター)も付けたりと楽しかったことを思い出した。

それにしても、8inchはイイなぁ。
Daytonの8inchも欲しくなってきた。
https://www.parts-express.com/dayton-audio-ps220-8-8-point-source-full-range-neo-driver–295-346
ちょっと高いけどTangBandのこれもいいなぁ〜
https://www.parts-express.com/tang-band-w8-1808-8-neodymium-full-range-driver–264-894
https://www.parts-express.com/tang-band-w8-1772-8-neodymium-full-range-driver–264-893
大人の悪い虫が・・・ギンコよ薬をおくれ〜。

 

 

GW開けの月曜。
筋肉痛と疲れで体がヘロヘロ。
テニスで使う部分とは違うところが・・・・痛い。
朝目覚めても、リビングの椅子で居眠りする始末。
おしっこが・・・・真っ茶・・・・
どーする?ヤバイよヤバイよ。今日から仕事だよ!
奥様〜〜。なんとかBB!出しといて〜〜!

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