■ ポケットDAC購入/到着

ピンポーン!
それは土曜日、突然に・・・・
”郵便局で~す”
速達かな?カードの更新は無い筈だし、何だろう???
玄関口まで出てみると。
”郵便受けに入らなかったのでお届けに来ました”と小包を渡された。
郵便局も親切になったな~とビックリ。
小包を見ると「国際郵便」。
ピ~ン!注文品が来たな!やった!

箱詰めようなので部品ではない気配だ。
だとするとアレだ。

いつもお世話になっているeBayで半導体部品を発注がてら、面白そうなものがあったので一緒に注文していたもの。
$15(送料込)のポケットDAC。
この値段で192kHz まで対応しているということで、どうせ”おもちゃ”と思いながらも触手が動いてしまった次第だ

白箱DAC箱
白箱DAC中身

白箱DAC後
白箱DAC前

白箱DAC横

 

■ ・・・・!インプレッション

安いだけあって突っ込みどころ満載。

まずは箱。まっしろ~。
このポケットDACは「白箱DAC」と命名することにしよう。
本体も白~。
この安っぽさは、製作中のClassAA-subのケースと通づるところがある。
なんか悲しいなぁ。

メーカー保証書?そんなものは付いてない。
何かあれば販売元にクレーム入れるしかない。

説明書もペラ1枚・・・内容もおそまつ。
USBポートのようなコネクタが付いているが、それには一切触れていない。
いったいこのポートは何?USB電源ポート?だったら書いてあるよな~。

192kHz対応とあるが、同軸だけ?光も?
FiiO D3のときも説明書には”192kHz対応は同軸だけ”なんていう記載は無かったので光もそうだろうと期待して損したが、今回も”同軸だけ”だろうと推測。
チップが何か中を見たいが、ケースが”羽目殺し”なので分解したら組立て不能。

結局、中身以外は後でわかるころになる・・・

1)同軸とACアダプタをつなぎ、ClassAA-sub で試聴

いきなり爆音が飛んできた。
しかも曲の音量が大きくなる部分では、大きな歪が発生する。
お城・・・またこの変換出た。
オシロがあれば、上下のつぶれた正弦波が見れるだろうに。
再生ソフト側で音量を下げ、FiiO D3 と同じくらいのVOL位置で同じ音量に設定するとそれは治まるので、本体の不具合ではなさそうだ。
FiiO D3 よりもゲインが高く設定されているだけかもな~こりゃ。
FiiO D3と同じ使い易さ理想なので、再生ソフト側での音量調節はしたくない。

2)光コネクタとACアダプタをつなぎ試聴

同軸のときと変わらない。
同軸と同じ曲の同じところで歪む。

ここで、ふと何か忘れている・・・違和感。
PC側のSPDIF出力を192kHzにしたまま視聴している。
そう、FiiO D3のように96kHzに変更していなくても、まともな音が出ているのだ。
音が割れやノイズに埋もれることなく。
おぉぉ~ちょっと感激。
「白箱DAC」恐るべし。

3)PC出力を44.1kHz~192kHzの各種設定し、同軸と光で交互に視聴。

全てにおいて、問題は無いみたいだ。
どのモードでもプチプチやヒスノイズは聴こえない。
同軸と光を比べると、同軸のほうが音が澄んでいてきれい。
これまでも”きれい”イコール高周波混信という図式があるので要注意なんだが。
同軸での音質は明瞭で、見通しが利くという表現がマッチしている。

総合的に FiiO D3 とは違う音作りとなって面白い。
いっそう中身が興味津々。
違うチップを使っていると推測しているが、容易に中が確認できないのでむず痒い。
歪む問題がなければ・・・オシイ!

4)USBコネクタの調査

FiiO D3で使用しているUSBケーブル、これは外部電源のUSBハブに接続されているもの、これを「白箱DAC」に差し込んでみた。
電源が入らない。
壊したか!と思い、ACアダプタを付け直すと動作した。
う~~~ん。電源コネクタではないのか・・・・。
USBハブを見てみると、ポートが落ちている。
おいおい、ずいぶんと大飯ぐらいだな。
USBハブを起動しなおすも、何回やっても同じ。

ためしにPCのUSBポートに差し込むとアッサり動作し、PCのUSBがACアダプタの代用となることを確認。
USBオーディオアダプタとして認識されるかな~淡い期待を、だが、そうは問屋が卸さない。
PCは認識しておらず、あくまでも電源ポートのようだ。
PCからでないと電流が追いつかないとなると、USBフィルタも考えなければならないか。

いろいろ総合してみると、価格なりの結構いい加減な作りの商品。
なおさらのこと ”から割り” して歪む原因を追求したくなってきた。

5)白箱DAC ヘッドホンOUTでの試聴

やっぱり、いきなり爆音。
ここの音量欲しさに、ゲインを高めているのではないだろうかと思えるほど。
それにしても、こんな爆音にしなくても。
再生ソフトの音量は、底に付くくらい小さくしているのにこの音量だ。
どうしようもなく使いづらい。

 

■ それでも視聴は続く

せっかくなので、エージングも兼ねてしばらくは「白箱DAC」をつなぎ放しにしている。
ただ長時間ヘッドフォンで聴いてていると不快感を覚える。
これは、アンプでFiiO D3やスイッチング電源の高周波が混在していたと推測したときと同じ症状だ。
FiiO D3 に戻すとこの症状は無くなりスッカリ落ち着く。

気を取り戻し落ち着いて確認。
1)同軸+PC接続USBケーブル電源・・・上記のとおり不快感。
2)同軸+ACアダプタ電源・・・・・・・・・・・1より不快感は減るがまだ残る。
3) 光 +PC接続USBケーブル電源・・・・2と変わらない。
4) 光 +ACアダプタ電源・・・・・・・・・・・・かなりましになった。

結局、PCから切り離すことでましになることから電源と同軸からの重曹と判定。

1)高周波混在の問題。
2)歪む症状の問題。
3)USBハブらか電源が取れない問題。

これらを解消しないことには常用にはなれない。
また、手間のかかるものを手にしてしまった。
まぁ安く入手したことだし、人柱でもなるか。

いつか時間ができ、気が向いたときにでも・・・・

 

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